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【稲作:吾潟の米】・・・山間部の米が美味しい訳
佐渡は、日本で初めて「世界農業遺産」に認定され、日本で唯一「野生の朱鷺」が舞い、自然の変化に富 んだ日本にあって、更に類稀なる自然環境にある。その様な環境で栽培されるが故に、佐渡産コシヒカリは食味試験ランキングで常に「特A」にランキングされている米である。しかしながら、環境意識が高まるにつれ農薬と肥料共に従来比で5割を減じた「5割減々」が推奨され、吾潟の農家の殆どがこれに対応している。天候不順も影響してか、平成30年を最後に「特A」から陥落しており回復の兆しは見当たらない。
一方で、吾潟は朱鷺の放鳥場所になっている新穂地区に隣接しており、朱鷺が集落に頻繁に出没し営巣の姿も見る。その関係から「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」にも参加している。
ところが、JA佐渡(農協)が販売する「佐渡産コシヒカリ」(一般に流通している「佐渡産コシヒカリ」)は、佐渡島民にとって好まれない「平野部」で栽培された米が中心であると言う事実。販売店ではあまり論じられない「平野部」と「山間部」の米の違い。
まずは、この事について説明する。

稲作には広い敷地(田んぼ)が必要であり、全国的にも稲作は平野部と決まっている。佐渡にも国仲平野があり盛んに稲作が行われている。しかしながら、広い敷地面積で栽培される稲に必要な量の「水」を確保するには、湧き水や清水だけでは賄(まかな)い切れない。その為に「ダム」や「ため池」が準備される事となる。ここで貯められた水を使って稲作が行われるのだが、「ダム」や「ため池」の水は、一年中日光に曝(さら)され、濁り、腐る。また、動物や虫なども沢山集まってくる。水の中で死ぬ事もあるだろう。一方、より多くの米を生産しようと、山間部にまで耕地を広げて「稲作」する場合もある。特に吾潟などの平野部が狭い佐渡では山間部の急斜面にまで耕地を広げた。幅が特に狭く階段状に並んでいる場合には、これを「棚田」と言う。
 米は紛れもなく野菜の一種であり、販売されている米の中には約15%の水分(収穫時は18~20%程度を含み、機械を使って短時間に乾燥させる)が含まれているが、その水分は田んぼの水を吸い上げる。その水が濁っていようが腐っていようが、稲は生きるためにその水を使ってでも稲穂を作り、実(米)の中にその水分を蓄える。貴方は「ダム」や「ため池」の水が飲めますか?流石にそれはできないと思うが、でも、その水を使って栽培された「佐渡産コシヒカリ」の米を都会に住む方々は「おいしい」と言って喜んで食す。食味試験ランキングでも「特A」になるのだから間違いではないのだが。
水・・・それは生命の源。生命に最も適した水とは、人もしかり、自然から湧き出た水が一番である事は明白である。一方では、植物は生き延びようと汚れた水の中でも生命を維持する為に努力する。しからば生き生きとした本当の自然の恵みとはどの様なものであるか、その答えもまた明白である。そもそも食物にとって「水」が重要である事は今さらであるが、「米」に関してその事を重要視する記事はとても少ない。何故なら、大半の「米」が貯水で栽培されているからである。 一方では、山間部での稲作は、雑草や害虫、病気のリスクが高いため、田んぼ周辺の草刈りを頻繁に行う。周辺には大きな木々があり日照時間も平野部に比べて少ないため、米粒が小さく重量換算の収穫量も少ない。また、清流のみで栽培するため、水田に必要な水量を確保するのも大変である。耕地が狭いため作業効率も悪く、小さな耕地があちこちに点在している。高齢化が進み農耕者が減少、米離れによる消費量の減少に伴う販売単価の低下・・・山間部での生産量は減少するばかりである。 山間部の米生産量が減少する状態を、「仕方がない」とするか、「何とかせねば」と思うか。大袈裟に言えば、「世界無形文化遺産」に登録された「和食」の根幹をも揺るがす事態になるかも。それもまた「仕方がない」事なのか

☆美味しいお米の炊き方

(1)お米の量を計る。袋詰めされているお米はやや多めに入っていますので、できるだけ正確に測りましょう。お米の過不足は水の量で調整しても良いです。

(2)1回目は、「研ぐ」というより「洗米」して下さい。軽く2~3回混ぜて、すぐに水を捨てます。できればミネラルウォーターなどを使用し  てください。お米は、最初に触れた水を一気に吸収します。

(3)2回目は、1回目の「洗米」で水が切れた状態で、ザルの中を「ゴシゴシ」ではなく「かき回す」ようにして研ぎます。研ぎ終わったら、水を入れ、白く濁った水を捨てます。

(4)(3)の作業を、3~4回行います。水が完全に澄んだ状態まで「研ぐ」必要はありません。

(5)研ぎ終わったら炊飯器に入れ、所定量の水を加え、夏は30分、冬の場合や古米の場合には1時間程、浸しておきます。新米は含有水分が多いので、水の量を少し(2合で30cc)減らします。

(6)炊飯器のスイッチを入れる前には、内釜の外にある水分を拭き取って下さい。(4)または(5)の作業が終わった時点で、外を拭くと良いでしょうか。

(7)炊き上がったら、蓋を開けずに15分間蒸らした後、炊き上がったお米をほぐします。「ほぐす」作業は、必ず行ってください。  ほぐした後または食べ残しがある場合には、中央に盛り上げるようにして保温します。

☆本当に美味しいお米の選び方
同じ食べ物でも、「美味しい」とか「好きではない」とか感じ方は人それぞれである。俗に言う「好き嫌い」である。ならばお米にもそれがある筈である。ところが話をややこしくしているのが、人間の頭脳には「勝手に補正」(錯覚という表現の方が理解しやすい)する事があると言う事実である。これによって「皆が美味しいと言う米は、美味しい筈」と思い込む。或いは心のどこかに「これが不味いと言うと、自分の味覚がおかしいと人に思われる」のは嫌だと思う。だから実際に食べてみても美味しいと感じてしまう。ところが自分にとって本当に美味しいのかどうかは疑わしい。 自分にとって「本当に美味しい」か「美味しくない」かは、数か月間そのお米を食べ続け「この味が当たり前」と思った頃に、比較するお米に切り替える。その時に感じた感想が自分にとって本当の「好き嫌い」なのである。つまり、脳の「勝手に補正」する事を完全に排除した時に感じるのが本当の自分の感想だから。

【加茂湖で牡蠣養殖】

加茂湖の牡蠣養殖の歴史

昭和6年に、新潟県から吉左衛門に委託養殖試験の依頼があり、加茂湖に初めて垂下式カキ筏(いかだ)を浮かべた。

1)種苗は宮城県から移入し、同年4月1日移植
垂下式筏は、木口9cm、長さ6.4mの松丸太を縦10本、横4本を格子上に組み、ドラム缶6個を付けて浮遊させ、4隅を土俵錨(いかり)に結び付けて固定。コールタールをつけて腐らないようにした縄にアコヤガイに牡蠣の種をつけたものをはさみ100連下げる。
(一つのアコヤガイに6~8個の牡蠣がつく)

2)結果は大成功。牡蠣の生き身を新潟市鮮魚問屋へ委託販売。問屋は県へ報告。
 試売日時:昭和6年12月7日。試売連数・・、むき身総量・・、むき身の大きさ・・
 売上金額:9円60銭、支出金額:4円42銭、差引利益:5円18銭

この成功で養殖への関心が高まり、次々に筏が湖面を埋めた。

1)筏作りに費用がかかるので、加茂湖周辺の漁民の多くは島内の投資家に牡蠣用養殖水面を賃貸して養殖に取り組んだ。

2)昭和14年に、吾潟漁業組合員は自家用として1000円の助成金をもらい、カキ筏1台ずつを設置。
これが吾潟の牡蠣養殖の始まり。

牡蠣養殖は、終戦後の10年間が最盛で、1斗樽=米1俵の値段で取引され「牡蠣成金」の言葉が生まれた。

a)終戦後牡蠣生産を希望する人が多く、新設筏の申し込みが急増。多い時には4,500台の筏が加茂湖に浮かんだ。

b)加茂湖の各地区とも新設筏が後を絶たず、将来を憂慮した組合員は自主的に協議し、一組合員の最高台数を23台とした。また新潟県水産課でも密植による減産を心配し、全体の筏総数を3,700台、1台の坪数10坪との行政指導を行った。

 

現在の牡蠣養殖の実態

 

加茂湖の牡蠣料理を楽しめる食事処
かき料理進栄
 佐渡市吾潟2447 電話:0259-27-7844 ※完全予約制
camoco café 湖ASOBi
 佐渡市原黒553-28 電話:0259-67-7467
 営業時間 11:30~16:00 / 18:00~21:00 定休日:水,木曜日
牡蠣料理あきつ丸
 佐渡市秋津976-1 電話:090-2566-3420 ※要事前確認
 ※作業時間中であれば牡蠣剥きも見学できる

【吾潟で栽培されている果物】

・柿

・ブドウ


【吾潟にある企業・施設】
(株)REBIRTH佐渡 ワーケーションプレイス:オフィス賃貸用トレーラーハウス
(有)小松石材工業所
(株)コープ佐渡 建材センター
(株)スワコアッセンブリー佐渡工場
(株)マルサン 佐渡出張所
加茂湖漁業(協組) カキ殻工場
(株)コープ佐渡 建材センター
丸仁建材
(有)麻布組
佐渡汽船運輸(株) 本社
(株)佐渡乳業 ミルク工房イル・クオーレ
(有)菊池サービス:自動車や土木および建築用機械の整備
高野鉄工所
菊池鉄工所
(有)新栄電業
(有)麻布組
ヤマダ畳センター
Lake Front House AOZORA:プライベートホテル
かき料理進栄:(食事)オイスターバー
キタミ美容室
渡光建築:木工をメインにした建築関連
ステレオ工房ポニー:オーディオ機器の修理・販売

(株)DAYAR 吾潟集積場
(佐渡市)両津クリーンセンター
佐渡市青山斎場

(学)新潟国際芸術学院佐渡国際教育学院:旧「道の駅」を中国系企業に1円売却。実態不明

佐渡国際美術館:旧「道の駅」を中国系企業に1円売却。実態不明


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