「ヤフオク」と上手に付き合う 7つの心得 |
【内容】 | (1)商品価値を見定める | (2)出品者の人間性を見定める | (3)落札条件を理解する |
前置き | (4)入札に際しての心得 | (5)落札後の心得 | (6)動作確認における配慮点 |
(7)不測の事態が生じたら | ご参考:評価について | ご参考:梱包・開梱について | |
ご参考:出品者になる場合の補足 | ご参考:守らなければならない法規 |
長い長い前置き:当たり前の事(悪い事、してはいけない事)を再認識・確認する
安物買いの銭失い・・・一番避けなければならない結末である。お金と手間を払って粗大ゴミを受け取り、気分は最悪である。
ヤフオクのシステムは、一度操作すると訂正できない仕様になっています。他のサイトでもほぼ同様です。「システムはこうあるべき」などは一切通用しないし、如何なる言い訳や手違いも操作後は意味を成さない。その後の結末が如何なる状況に至ろうとも・・・。従い、どのタイミングで、出品者(ストア)と落札者(購入者)との間で売買契約が成立するのかを理解しておく必要がある。また、売買契約が成立すれば、まずは落札者(購入者)には代金の支払い義務が発生している事を理解すべきである。
そしてヤフオクには、実態として「特定商取引法」を理解していない違法行為やイタズラ行為も存在し、これを防止する仕組みもないし、一般常識が通じない自分勝手な出品者(あるいは落札者)がいる事も事実である。
そもそもヤフオクの出品者の中には、物品を販売する能力が不足している場合が少なくない。特に多く見受けられる廃品業者的出品者には、お客様を大切にする心構えが不足気味である。これは商品の扱いや梱包の仕方、発送の連絡などにもその傾向が見られる。
常に、商品価値+サービス>商品代+送料であらねばならない。これに従って自然と出品価格が決定される・・・自分で勝手に金額を設定できるのではなく、自然に決定されるべきものなのだ。資本主義経済の原理原則である。これが成り立っていない時にトラブルが発生する。つまりはトラブルを引き起こしているのである。トラブルの多くは、回避できない交通事故などではなく明らかな人災なのである。
稀なことではあるが、中古品のなんたるかを理解しておらず、新品と同様の信頼性や機能・サービス、さらには新品のような傷のない綺麗な個体を希望する方がいらっしゃいます。そのような方は、中古品ではなく新品を購入されることを強くお薦めする。
本ページと合わせて《中古品と上手く付き合う50の方法》も合わせてお読み下さい。
トラブルにならない最善策は、出品者と落札者が協力し合って、取引をスムーズに終わらせるための努力をし合う事である。軽率な判断や言動、自分勝手で一方的な要求はトラブルの火種となる。出品者には商品説明通りの商品を落札者に届ける義務があり、落札者には代金の支払いと商品説明に記載通りの商品が手元に届けられたかどうかを検査する義務がある。双方がこの義務を適切に果たすならば、99%以上の確率でトラブルは起こらない。つまりは、トラブルが起こる原因は、双方あるいはどちらかがこの義務を果たしていないという証ともいえる。トラブルは、他の誰でもない、取引の当事者である出品者または落札者が引き起こしているという事実をまずは知るべし。
ヤフオクに限らず殆どのネット販売サイトでは、「性善説」を前提にシステムが構築されており、さらには出品者よりも落札者(または購入者)が大切にされています。更に悲しい事に、サイト主催者には集客(=サイトの活性化)を重んじるあまり不埒な輩を排除する気持ちが極めて薄いのが実情である。
その結果、その隙間を狙った違法または騙し行為を起こす輩達が少なからぬ確率で確実に存在します。
ここで説明している内容は、ヤフオクに限った事ではなく、その他のネット・モールでも全く同じ状況である。
ならば「後悔しない」または「トラブルに遭遇しない」ためには、何に注意したら良いか。まずは感謝する気持ちを常に持とう。謝る練習をしよう。そして商品についての基礎知識と中古品における注意事項などについての最低限の知識を持とう。さらには、ご自身の知識や経験だけで判断・行動しない様。これらがトラブルを避ける最善手なのである。製品知識を知らずして、商品説明を読まずして、期待外れの責任を全て出品者の責にする事なかれ。トラブルの原因の半分はここにある。トラブルを回避する有効手段は、日頃から様々な知識を蓄え、契約事項を守り、相手を思いやる事である。間違った思い込みはトラブルを増加させ、結局は自分に不幸を呼び込んでしまう。自分は相手の鏡、相手は自分の鏡である。相手が不遜な言葉を発した時、まずはご自身が発した言葉を顧みてください。
ヤフオクだけでなく、メルカリ、楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾンなど、全てのネットモールに参加されている方々(特に購入者)には、「自分のミスを絶対に認めない」「とにかく相手を非難・攻撃する」人達が実に多いのです。気分を害する様な事態を避けるため、日頃から「ありがとう」「すみません」と言って相手を思いやる様に心がけ、不埒な人達と遭遇した時には速やかに退散すれば、気分の悪さも損害も最小にする事ができます。「許せない!」と反論する程に事態は悪化の方向に進みます。
不幸は、
何処からともなく、突然に自分に襲い掛かって来るのではなく、
自らの言動によって、自らが呼び込むのである
即ち、
口(言葉)は禍の元:口は是れ禍の門、舌は是れ身を切るの刀なり
ヤフオクでトラブルにならないための一番の方法は、「ルール」を守り、「相手を思いやる気持ち」を持ち、ご自身が「誠実な人」になる事である。逆には、自己主張が強ければ強い分だけトラブルに発展する可能性が高く、軽率な言動で要らぬトラブルを引き起こす、事が起きてから「そんなつもりは無かった・・・」。
つまりは、トラブルになるかならないかは、ご自身の言動に大きく左右され、適切な言動はトラブルを半減させ、不用意な希望・意見・質問・反論は禍(わざわい)を招く。
自分の考える「マイルール」をどれだけ抑え込み、相手に合わせるかが大切です。「マイルール」どころか、守らなければならないルールすら守らず、自分の意見や希望を相手に強要する言動こそが、トラブルの火種となるのです。
「自分は良い人である」と思っていても上記の様な言動をする方々は、現実的には数%の確率で存在します。一番の原因は、相手を尊重する意識の欠如です。下記事項も含めて心当たりがある方はご注意ください。いつかはトラブルに遭遇しますよ。ヤフオクに限らない社会生活の基本でもある筈なのだが・・・。
ヤフオクでトラブルの多い人は、日常生活でも何かとトラブルが多いと思う。それをヨシとするかどうかは、その人の感じ方次第であろうが、少しでも幸せを感じたいトラブルを避けたいと思うならば、以下の事を参考にして下さい。良い人になるには、良い人になるための努力も必要なのです。良い人になる程にあなたの人生は改善され、良い方向に向かうでしょう。
これまでの経験・実績によれば、ヤフオクや他のネット・モールでも、トラブルになる確率は数%以下です。そしてそのトラブルも、気を付けていれば未然に防ぐ事ができる。つまり、良識ある行動をしていればトラブルの発生確率は1%以下なのです。つまり、本当に「人を騙そう」とする人の確率は1%以下。トラブルに至る原因の殆どは、落札者(購入者)の気遣い不足から生じている。ご自身の判断ミスの責任や償いを出品者に被せようとする事によるトラブルが最も多いところ。心のどこかに、「自分はお客様だから出品者より立場は上」あるいは「損をしたくない」との思いがあるのでしょうか?
トラブルが発生する一番の原因は、「こうあるべき」「こうであるだろう」との思い込みで判断してしまう事。ヤフオクにはヤフオクのルールがあり、他のネットモールなども同じ。さらには出品商品の固有条件や出品者の都合もある。先ずはこの存在を前提にして行動すべきである。知らなかったは言い訳に過ぎず、出品者の責ではありません。自分の勘違いの償いを出品者に求めるのは筋違いです。少なくとも社会人の行動ではありません。
またこれから述べる様に、落札者の中には、信じられない様な非常識な判断・行動される方も散見され、さらには出品者は常に疑心暗鬼で落札者に接している事を念頭に置く必要がある。
過大な期待や過剰な反応(特に「腹いせ的言動」)は、相手を傷付け、取引をより悪い結果に導き、ご自身の気分も最悪である。そして双方の評価に消え去る事のできない爪痕が残ります。
これをご覧になられている方は、おそらくオークションを既にご経験された方々と思います。嬉しかった事、困った事、そして嫌な思い出もあるでしょう。弊方もその内の一人。オークションは、お店では決して手に入らない昔の思い出の品などが、簡単に、それも比較的安く手に入る、とても便利なシステムである。一方、商品の状態が、写真や簡単な説明しかなく、リスクも高いのが心配。しかも、入金が先という、一般的な買い物とは逆のパターン。それでも、過去の様々な事故やトラブルなどを経験して、今日のシステムが成り立っている事であろう。
これまでにも何度となくヤフーに通告し、かかる状況の改善を求めたが「ナシのつぶて」である。「この意見に反論があるならば、是非聞かせて欲しい。反論が無いのであれば回答は無用。」と言ったら回答は無かった。
ならば他のネットモールはどうだろうか。中古品市場でヤフオクに次いで人気な「メルカリ(mercari)」ですが、サイト運営者(ヤフー)も出品者も購入者も総じてビジネス・モラルのレベルが低く、いわば素人の集まりである。商品の説明が足りなかったり間違っていたりするのは日常茶飯事。種子や子株の販売なのに綺麗で大きくて見栄えのする親株をトップ写真に掲載したり、採光を当てて人目を引いたり、実物写真はあるもののサイズや色などの説明がなかったり、アクセスを増やすために無関係なキーワードを並べたりと何でもアリで、とにかく何を出品しているのかが不明確。例)TOP写真には5個、商品説明には2個、タイトルでは4個。実際に送られてくるのは何個か?できれば、かかる理不尽な出品は避けた方が良いだろう。総じて安価ではあるが「騙される場合もある」と納得して購入する必要がある。出品者独自の「オタク的なマイルール」が横行していて購入前後のやりとりが面倒なのも厄介。実際に、購入後(=入金済み)の挨拶が無いと取引をキャンセルされ悪い評価が付いた事もある。全く意味が分からない。最悪なのは、発送が匿名配送を標準としているため、似たようなものを複数同時購入すると受取時にどれが誰の商品なのかを特定できない。匿名配送の場合には、どこかにネット名および商品IDを記載する事を義務付けるべきである。ヤフー社員はその事に気付いていないのだろうな。購入者がキャンセルするのも時間がかかり操作も複雑怪奇。受取評価も必須。つまりはシステムおよびその運用が極めて貧弱という事である。「amazon」は商品設定が複雑怪奇で、ユーザーによる商品検索もあいまいで、一部のキーワードで引っかかった関係ない商品やスポンサー商品があちこちに表示される。悩みながら適当な商品を探し出すには良いかもしれないが、すでに購入する商品やカテゴリを決めている場合にはとても「ウザイ」。数あるネットモールの中でも検索機能は最悪と感じる。もっと最悪なのは、問題が起きた場合に出品者やアマゾンへの連絡ルートが見つからない事。多くの方は問い合わせ方法が分からずに泣き寝入りしている事だろう。アマゾンにはその事が分かっていながらのシステム機能であろう。その方が当事者以外に実害が及ばないから?出品する場合にもとても面倒で時間がかかる。それ故に正しく出品されているかどうかも不安になる。「amazon」には「中古品は一品一様」の認識がないため中古品市場に適さず、送料の設定も出品者によって様々でかつ理不尽。商品を理解していない出品者が単に他ストアの文言や価格を真似して出品する事が多いので、中古品を出品した場合には無用で予想外なトラブルのリスクが高い。事実、弊方でも付属品の有無に関わるトラブルが続出し、現在は「amazon」への出品を見合わせている。但し、新品に限って言えば送料無料も含めると一番安く購入できるだろう。「ラクマ」も操作がややこしく、取引を進める手順も複雑怪奇で、取引操作中にトラブルになる事も多い。そもそも出品数が少ない。「ジモティー(jmty)」は、サイト運営者が「ネットビジネスの基本が理解できていないのでは?」と思うほどに使い勝手が悪く、出品者も配送への配慮や知識が乏しく、配送可能であってもその時は「代引き」が原則となる。ネット全盛の今の時代にあって「手渡しが原則」って、いつの時代の話!?
言葉(システム機能)は、事実・現実とまさに裏腹である。「ウソはつかない」と言えば「ウソをつくことは平気」という実態を表す。ならば、出品者と落札者(または購入者)を遠ざけようとするほどに、出品者または落札者に不埒な輩が多く存在するという事実を表す。ヤフオクの改善措置とは「安全性を高めた」のではなく「不埒な輩を放置する」結果となる。ブラックリストしかり、匿名配送しかり、電話番号の非表示しかり。ならば個人情報から電話番号を削除すればよいところ、ヤフーがこの電話番号を様々な局面で利用したいので削除はしない。まさに本末転倒である。ちなみに、ヤフオクに限らず、楽天やアマゾン、メルカリしかりだが、操作性は良くない。慣れていないと間違って操作したり、問題が起きた場合にもやり直す事が難しい。イメージ的には、かつての中国製商品の様に「安かろう、悪かろう」的な仕組みになっていて、これがトラブルの原因になる事も多い。一番の要因は、サイト運営者が、先ずは自社の宣伝と利益が最優先であり、利用者の意見に全く聞く耳を持たず、自らページを操作して確認してみる事もなく、言わば「作りっ放し」のシステム故であろう。せめてルールやモラル違反の出品がないかパトロールすべきだろう。そうすれば多少は不埒な輩達も不安になり悪さを躊躇するかも。
結局は、「ヤフオク」が過去のトラブルへの対応も含めて現在のシステムが構築されているので、中古市場では一番であると判断せざるを得ない。ならば、このヤフオクの現状や注意点を良く理解し、少しでもトラブルが回避できたらと、本ページの公開に至った次第である。
従い、これらに参加する場合には手順だけでも理解しておく事が肝要。特に、支払い方法やキャンセル方法、取引の連絡などは特に重要です。これらを知らずして入札してしまうと、無用なトラブルを引き起こします。
出品操作:ヤフオクが一番良い。ヤフーショッピングは普通。メルカリは出品経験がないが出品条件に自由度は低そう。アマゾンは最悪で、中古品を出品する場合には注意が必要
落札・購入:メルカリとアマゾンがスムーズに購入操作ができる。これが人気の秘密かも
受け取り・評価:メルカリは「良い・悪い」しかないのでシンプルだが、受取操作が必須なのは面倒
取引キャンセル:アマゾンは手続きは面倒だが購入者の問題提起を優先してくれる。メルカリとヤフオクが最悪で、キャンセルできないと思っても良い位。出品者+サイト運営者の人格と連動している?
ブラックリスト:ネットモールでは必須と思われるが、この機能があるのはヤフオクとメルカリ
※総じて、取引のトラブルに介入するのはアマゾンだけで、それ以外はトラブルが生じても自分で解決するしかない。「ブラックリスト」機能は便利で、良く活用している。ヤフーショッピングやアマゾンに機能追加を要請するも対応する気配はない。そもそも、自らの利益追求には熱心だが、ユーザー・サービス向上の気持ちは全く感じられない。
気持ち良くオークションを利用する一番のポイント
「相手を信用しない」事から始まり、「相手を信用する」事で終わります。
最初から「相手を信用する」のは危険ですし、最後まで「相手を信用しない」のも問題を起こす原因になります。
そもそもオークションとは、落札者にとっては「信用取引」である。即ち、相手を信用したからこそ「入札」するのであって、疑問も含めて信用できない部分があっても「入札」するのであれば、それは「リスク」と考えるべきである。不幸にもリスクの部分によってトラブルが発生しても、それは「出品者の落ち度ではない」と考えるべきである。
稀な場合として、落札者を信用しない出品者もいるが、筋違いも甚だしい。「いたずら落札」が横行している現状において、その心情は理解できるが、「落札者を信用できない」と思うのであれば、そもそも出品するべきではない。出品した時点で、「信用できない落札者に遭遇するかもしれない」は出品リスクと思うべし。「落札者様」には誠心誠意尽くすべし。
※オークションにおける「取引条件」とは、「商品説明」が全てであり、そこに記載されていない事項は、出品者においても落札者においても、全て「リスク」である。
「リスク」とは「心配な事が起きるかもしれない」と言う事である。つまり、リスクを承知するという事は、不幸にしてその事が起きても、その結果は甘んじて受け入れるべきであるし、相手方にその責を求めるべきではない。「泣き寝入り」とは意味が全く異なる。
従い、ヤフオクでトラブルをできるだけ回避する最善策とは、購入前に送料を含めた商品の実態や出品者の特徴を見定めた上で入札し、「相手から信用してもらえる様に、誠実に、正直に、丁寧に対応する」事である。
トラブルが起きたその時こそ、その人の本性が現れる。「自分は良い人」と思うなら、冷静に状況を判断し誠実に行動してください。
ここ数年の内に、他人を思いやる優しい日本人の民度が落ち、僅かな知識や経験だけで自己主張する人と接する機会が多くなったと感じる。当然の事ながら、嫌な気持ちになったりトラブルになるケースが増えている。誠に残念な事である。
ヤフオクに限らず殆どのネット販売サイトでは、「性善説」を前提にシステムが構築されており、さらには落札者または購入者が出品者よりも大切にされています。
その隙間を狙った違法または騙し行為を起こす輩達が、少なからぬ確率で確実に存在します。
そもそも、ヤフーには自らが作成したルールを監視する仕組みがない。同一商品をタイトルを変えていくつも出品したり、無謀な送料を設定したり、クレーム連絡を無視したり・・・。
「ヤフオク」にてご購入を検討される場合の、その注意点と見極め方について、説明して参ります。「少しでも安く入手したい、そのためには多少のリスクは構わない」と言う方は「つまみ食い」程度に、「ごたごたや気分の悪い思いはできるだけ避けたい」と言う方は細かく読んでいって下さい。それだけ「ヤフオク」にはトラブルの種が沢山あります。知っていれば落ち着いて対処できるが、知らなければ慌てふためきストレスが溜まる。少しでも参考になれば幸いです。
【隠れクレーマー的(あるいはトラブルに発展する可能性の高い)言動・考え方・性格・・・ご注意!】
以下の様な言動はトラブルを招き易い。最初に心しなければならないのは、その取引を始めたのがご自身の操作である事。「ご自身が操作しなければトラブルは発生しない」という事実である。そのご自身の最初の行動について、まずは、ご自身の責任が生じている事を理解して欲しい。
実際のところ、少なからぬ確率(100名で数名程度)で、下記のような言動や心情が感じられます。それは、相手が「自分の思うところと違う反応した」場合にそれに反論しようとする意識です。つまり、下記の事項を読んでいて気分が悪くなったり、この記載内容に反論したくなったりした場合こそ要注意であり、一つでも心当たりがあれば自分も「隠れクレーマー」かも知れない(これからトラブルが発生するかも)と感じるべきなのです。あるいは過去にも心当たりのあるトラブルを経験しているかもしれない。ご自身の希望を叶えるために、ご自身が努力する前に人様にそれを要求する心意気である。人様を責める前に、ご自身の責任・義務を果たすべきです。下記のような隠れクレーマー的言動をする方は、10人の一般日本人の中でも最も人間性・人格が低いと確信する。できるなら、かかる方々とは取引したくないし、いかなる反論を聞く耳を持たない。
ちなみに、ここに紹介する事項は実際にあった話である。節度ある方には、当たり前過ぎて退屈な事項が並んでいると感じられる筈です。そして思うでしょう、「あ~、こういう人いるよね」って。他人を思いやる優しい日本人気質を失い、自分の損得だけで行動する人が増えてきていることに大きな失意を感じます。さらにはかかる方々がここ数年でも増加傾向にあるのは残念です。
(1)どうしても手に入れたい商品なので、複数の出品・サイトに同時注文を入れ、最も条件の良い商品を残して他の商品をキャンセルまたは未入金(取引放置)で処理した。
➤珍しくない確率で、これを行う人がいます。顔を見せないで取引が行えるネット取引の最大の欠陥となっている現状がここにあります。自己欲を満足するために手段を選ばない、義務を果たすべく責任を感じない、相手への迷惑を顧みない、そんな結果でしょうか。
出品者が混乱する事は間違いのないところで、在庫数の設定間違いを引き起こす事もあるだろう。ヤフオクでは「ブラックリスト」に登録されるだろうが、他のネット・モールでは出品者が泣き寝入りするしかない。
「隠れクレーマー」というより、もはや社会人としてどうなのだろうか。
(2)「対応が遅い」と心配になった。あるいは、その旨を相手に伝えた。
➤珍しくない確率で、それを感じるあるいはその反応がある場合があります。その確率、20名に1名程度でしょうか。ひどい場合には、ご自身の入金には数日間を要していながら、入金後直ちに「いつ発送できますか?」と聞いて来る。何気ない言動ですが、相手の気分を害してしまうのは間違いのないところ。この様な事が積み重なればトラブルにも発展しかねません。
自分には自分の都合がありますが、相手にもこちらが知り得ない都合があります。突然の急用が入ったり、病気や怪我をしたり、やる気が出ない場合もあるでしょう。
そもそも、ご自身が「急ぐ」事であっても、それを相手に強要する事はできません。「急ぐ」のであればネット販売ではなく実店舗で購入すべきです。この「理不尽さ」が理解できないのであれば、貴方は紛れもない「隠れクレーマー」と言えます。
(3)「商品説明を読むのが面倒、聞いた方が早い」と思う。文章を読むのが苦手、面倒くさい
➤実は、送料を聞いてくる方が非常に多い。配送業者や配送方法、発送元が明記してあるので調べればすぐに分かる事を、調べるのは面倒だからと質問する。出品者とて調べるのは面倒である。この時点で、「自分はお客様なのだから出品者より偉い」と思っているのでしょうか。実は、この質問をしてくる入札者は間違い無く出品者に嫌われるし警戒される。既にクレーマーの領域に踏み込んでいる事を自覚して欲しい。
➤「商品説明」に記載しているにも関わらず質問してくる方がいます。「本体のみ」とあるのに「リモコンは付いていますか?」など。しからば、大事な付属品の有無や外観の程度、動作保証の範囲などについても、説明を読んでいない可能性が高いでしょう。結果的には、勘違いや早とちりを相手のせいにしたり、相手からのお願い事項や条件、ルールや契約事項を無視する事になり、トラブルに至る(=相手が反論してくる)可能性が高いです。また、相手に見下されてしまうし、「面倒くさい奴だ」と敬遠されるかもしれない。意外に多いケースです。オークションに限らず日常生活でも問題を起こす可能性もあるので、思い当たる方はご注意ください。自分にできることは他人に任せず自分でやりましょうよ。
商品説明は必ず最後まで読んでください。長文で読むのが面倒と思うならば入札しない事です。
➤これに似た状況として、思い付きで購入し、実際に操作してみたら期待した機能がない、使い勝手が悪い、外観が悪い等々のクレームを入れる方がいます。当然の事ながら出品者はまともに相手にしないのだが、トラブルに発展する事は間違いがない。トラブルになったのではなく、自分自身がトラブルをまき散らしているのである。
(4)「これ位は当然だろう。そんな事も分からない相手が悪い」と思う。自分の意見を曲げない。自分に従わない相手の言動が許せない。あるいは、契約にない費用や手間がかかる事を要求する。
➤人によって判断基準は微妙に異なり、
「これ位」や「そんな事」と思う事こそが「マイルール」。「商品説明」の記載事項が全てであり、記載されていない事項は、自分の「マイルール」ではなく相手の「マイルール」が適用されるかもしれないと思うべし。
加えて、一般的には出品者の方が経験豊かであり、事故を未然に防ぐための手段を講じている場合が多いでしょう。だから相手は反論するのです。トラブルを何度起こしても反省しない出品者がいる事も事実だが。
➤実際にあった事だが、「発送前に毎日3枚のCDをフル再生し、それを1週間続けて問題が無かったら発送して欲しい」との要求。後々も面倒そうなので取引をキャンセルしました。程度の差こそあれ、記載にない一般的状況を逸脱した要求は、相手を困らせ、最終的に取引不能に陥る可能性が高いです。それを自分が言われたら素直に従うかどうかが、言って良いかどうかの分岐点です。
(5)「客商売なのだから少し位は客の我儘は聞くべき」と思っている
➤原則的に、相互の立場は同等ですし、「お願い」は聞き入れてもらっても「我儘(わがまま)」は聞いてもらえない事が多いだろう。理不尽であるが、ヤフオクでは「取引を中止させる権利」を有する出品者の方がやや立場は上にあると認識する方が良いかも。そもそも、新品購入時のメーカーと同等のサービスや対応を出品者に求めてはいけません。
(6)相手の過ちは見逃せない。ガマンできない。頭に来た!
➤人間は、悪気が無くとも必ず失敗します。これを「ヒューマン・エラー」と言います。技術的にも経験的にも成熟している筈の飛行機が墜落する大惨事も、実はこれが原因となっている事が多いのです。大きな問題でなければ許してやって下さい。「揚げ足を取る」「重箱の隅をつつく」のは「良い人」のする事ではありません。
(7)配達事故など起きる筈がない
➤先述の「ヒューマン・エラー」も含めて、配達事故は一定の割合で必ず発生します。運送業者の違いは感じられません。配達員個々のモチベーションの違いはあると思います。毎日、配達員1人あたり100個の荷物を取り扱い、さらに数人がそれを受け渡しすれば、どこかでトラブルが発生してもおかしくありません。言い訳、言い逃れの時には、少々のウソも構わない。・・・忙しい、入院した、急用が入った、等々のウソでごまかす
(8)期限までに入金しなかった
➤諸事情により入金できなくなる事があるだろう。まずはその事を出品者に謝りの言葉を添えて伝えましょう。システム機能として支払い方法や入金期限が変更できないのもどうかと思う。
ご自身では仕方が無いと思うだろうが、出品者にとっては極めて好ましくない事態であることは間違いのないところ。出品者がどのような対応をしようとも、一連の問題があなたの行動から始まっていることを理解しましょう。仕方が無い事と片付けるなら、あなたは間違いなく「隠れクレーマー」の一員です。
(9)言い訳、言い逃れの時には、少々のウソも構わない。・・・忙しい、入院した、急用が入った、等々のウソでごまかす
➤ウソにはどこか辻褄が合わないところがあり、相手はそれを敏感に感じ取る事でしょう。むしろ正直に「忘れていました」と伝えた方がより良い結果になると思います。
※ウソをつく人は、それを指摘しても言い訳しか返って来ず、自分の非を改めることは決してないだろう。つまりはウソをつくことに慣れていてそれを恥とも思っていない。何かをきっかけに本物のクレーマーに変身するかもしれない。従って、言い争いをしても疲れるだけなので、かかる人と遭遇したら早々に引き下がるが良い。逃げるが勝ち。
(10)間違えて入札したのだが、出品者から入札取消を断られた。あるいは、出品者に取り消しを行ってもらえたが一言付け加えられ気分を害した。あるいは、購入後に気が変わってキャンセルを申し入れた。
➤ご自身の最初の行動にトラブルの原因があり、先ずは、ご自身の入札に責任を償う義務があるのです。その事を無視して相手を責める事は筋違いも甚だしいし、相手が心証を害するのは当たり前の事です。トラブルの責任は100%落札者にあります。
事実として、落札後(ヤフーショッピングでは購入後)に「落札を取り消して欲しい」との申し出は実に多い。あるいは、「他の品が購入できたので本品は要らなくなった」との連絡を受ける場合もある。
インターネット販売では、入札→落札(ネットモールなどの場合には購入操作)を持って売買契約が成立している。つまり、キャンセルの申し出自体がルール違反的行為である事を自覚する必要がある。良心的な出品者にあっても、返金処理や再出品の操作が複雑な場合には断られる場合もある。もちろん発送後であれば何をかいわんや。
悪気はなくても、入札や購入行為、支払い方法などを軽々しく操作した事に一番の問題がある。「ネットに慣れていない」などは大人として言い訳にもならない。既にクレーマーとして一歩を踏み出していると言って良い。おそらくは今後もトラブルを引き起こす可能性が極めて高く、トラブルに至ればクレーマーとしての本性を曝け出す事になるだろう。さもなくば、社会人として大いに反省して欲しいところである。
(11)「値下げ交渉」を設定していない通常の出品に対して値下げ交渉をした
➤ヤフオクのルール無視はまずはトラブルの原因。値下げ交渉は「やってはいけない」事の一つです。ましてや落札後に交渉するなどは論外で、既に「クレーマー」と化しています。「いかなる良い出品者でも気分を害する」事は間違いない。
値下げ交渉は対面販売に限定しましょう。ネット取引では相手の気分を害しトラブルに至る確率が高まります。弊方ではその時点で「ブラックリスト」へ登録します。
ホームページ販売においても「値引きできますか?」と言われお断りの連絡をしたところ、「悪気はない。自分は大阪人なので前置のように言ってしまった。すみません。」と返事があったが、嫌な気分は払しょくできず結局は取引をお断りした。
(12)「商品説明」には記載がなかったが、正常に動作して当たり前、あるいは付属品がないと動かない事を知らなかった、あって当然の機能がなかったので、「商品説明に記載すべきだ」とクレームを付けた
➤多いのが、「CD-Rが読めなかった」とか、「リモコンがないと操作できない」、「手持ちのリモコンで操作できない」などとクレームを付ける場合です。実はこれもルール無視の類です。出品者は、出品している全ての機器を熟知している訳では無く、加えて時間的都合により全ての機能の確認ができないケースが殆ど。そのリスクがあるから安く買えるのである。「商品説明」の記載範囲が取引契約の全てであり、その条件にて入札が行われ、落札金額が決定します。それを逸脱した期待や希望は出品者が負うべき責任や義務ではない事を落札者は理解すべきです。中古品市場を十分に理解しておらず、気が付かない内に新品同様の性能とサービスを出品者に要求している(期待と実態の差の償いを出品者に求めている)のである。「隠れクレーマー」の素質十分です。いつかはトラブル(=嫌な事)に遭遇する事になるでしょう。
(13)「商品説明」の記載と異なる内容を希望した事がある
➤「商品説明」を良く読んでおらず、あるいは勘違いであったが「そうでないと困る」と自分の希望を強要する。あくまでも希望であり、強引さがないのであれば、ルール無視とは言えず、「隠れクレーマー」とも言えないかも知れません。
しかしながら、「商品説明」にない付属品を無償で希望する等の常識を逸脱した希望は控えた方が良いし、出品者の通常手順と異なるケース(連絡先と配送先が異なる、配送業者の変更や入金手続き、動作確認の方法、梱包の仕方、添付物の指示等々)の場合には、無用のトラブルを引き起こす可能性があります。つまりは上述の「ヒューマン・エラー」を発生させる可能性です。どうしてもと言う場合を除いては、「商品説明」の手順や一般常識に従う事が望ましいのです。加えて、そこに多少でも強引さが見え隠れすれば、出品者は緊張(火種が発生)するでしょう。良くあるのが、「厳重に梱包願います」との要求があるが、そもそも梱包費は無償サービスの範疇であり、過分な要求である。どうしても気になるのであれば、数百円でも余分に入金し「梱包の足しにして下さい」としておけば、出品者の機嫌も良くなるかも。「早くして下さい」も同じ。一方的な要求は火種の元である事を自覚しましょう。
(14)受け取っていながら忙しくて暫くの間は動作確認ができず、ようやく動作確認したら正常に動かない、あるいは不備が見つかったためクレームを入れた。あるいは、保証期間は少し過ぎていたが、すぐに動かなくなったのでクレームを入れた
➤動作確認ができない程に忙しい時には入札してはいけません。相手がイライラします。また、万が一輸送トラブルがあっても、日数が経てば配送業者も相手にしてくれません。この場合の出品者の対応は様々でしょうが、一般的には「タイムアウト」で、クレームを入れる資格がありません。自身の非は忘れ去り相手の非のみを責める、まさに「クレーマー」の一面です。また、動作保証期間を過ぎてすぐに動かなくなり、「せっかくお金を出してすぐに動かなくなるのは出品者の不徳」と思うのは論外です。ならば新品を購入する事をお勧めする。
➤ここで注意すべき事項としてプレゼントがあります。当然、開封や動作確認までに通常以上に時間がかかり、時には動作確認も不十分であり、不具合が見つかっても本来は「タイムアウト」です。不都合なことが発生したら、プレゼントする側ももらう側も嫌な思いをするでしょう。ならば、そのリスクの責任は誰にあるでしょうか?中古品は、新品と同じような1年間の動作保証がある訳でもなく、メーカーと同じようなサービスが受けられる訳でもなく、出品者や購入する個体の信頼性を十分に精査する必要があります。中古品をプレゼントするのはなかなか難しい事、慎重かつ思慮深い配慮が必要であることを知っておきましょう。
(15)「ジャンク」あるいは「ノークレーム・ノーリターン」とあったが、正常に動作しそうな感じだったので入札。結果として期待外れの商品であったので相手に残念な旨を伝えた、あるいはその内容を評価コメントに付した。
➤ヤフオクで一番多いトラブルです。少しでも「動作品」を安く購入しようと言う「過度の期待」が外れた結末でしょう。つまりは「動作品」を求めるならば「ジャンク」や「ノークレームノーリターン」と記載された出品には手を出さない事で、期待外れの尻拭いを一方的に出品者に求めても道理に合いません。加えてそもそも「評価」とは、出品者の人間性に対して行うもので、「期待外れの商品の腹いせ」で行うものではありません。この勘違いこそが「隠れクレーマー」の素質なのです。
(16)悪用を恐れて自分の名前にカタカナや伏せ字を使っている。あるいは住所や電話番号を間違えて伝えた事がある
➤その様な事をされる方は数100人に1人位の確率です。いくら伏字を使っても住所や電話番号にはこの様な事は出来ないので、「頭隠して尻隠さず」で全く意味のない事です。面倒だからなどと言うのは相手に失礼です。相手の警戒心を大きくする(無用なトラブルを引き起こす可能性が大きくなる)だけです。そもそも商品を受け取る時、配達員までも怪訝な顔をするでしょう。かかる人たちは、配達事故など起きてもすべての責任を出品者に被せてくる人達です。あるいは周りに関わる全ての人の不信感を煽るだけです。相互の信頼関係があってこそ「気持ちの良い取引ができる」と言う事をご理解下さい。不安を感じるならば、それはトラブルへのリスクであり入札しない方が良いでしょう。
住所を間違えるなどは全くの論外。このような一般の方々と異なる行動をする方は、リスク低減ではなく無用なトラブルを引き起こす可能性が高まります。日本社会においては、「普通」こそが「当たり前」であり「至上の対応」なのです。
※ヤフオクやメルカリでも多い「匿名配送」にも反対です。「amazon」のようにサイト主催者が取引の間に入って双方の身元を明かさないのは問題はないでしょう。そもそもネット取引では入金が先という信用取引から始まるのです。金銭の授受を伴う商品取引を行いながら相手の身元が不明な状況には、「相手を思いやる気持ちがない」事の証と思われるからです。購入した商品が盗品だったらどうでしょう。現物と商品紹介の写真や説明と異なる状況だったら、つまり悪意のある出品者が相手だったら・・・。身元を隠すことではトラブルは防げないし、悪意のある輩を排除する事が先決かつ有効なはず。
少しでもトラブルを避けたいと思うならば、先ずはご自身の身元を明かし、良心的誠実的な行動をする事です。
※時々、郵便番号や住所を間違える方がいます。メールアドレスなどが間違っていればその時点で取引はアウトです。ネット販売において最も重要な情報であり、「スミマセン」では済まない「絶対に間違えてはならない」情報です。既に1回目の送料が発生しているので、キャンセル・返金時にも大きな問題となります。一般的に返送費用は宅配便業者が負担しますが、初めの発送料は返金されずに発送者の負担となるのです。
これを間違えると言う事は、それ以外のすべての言動も信用できません。出品者の中には、極まれですが出品情報と発送伝票に記載の発送主が異なる場合もあります。受取時にとても混乱するので、出品者になる場合には注意して下さい。
隠れクレーマーの共通点:
ここ数年、会話が成り立っていない連絡が多い印象を持っています。メールアドレスが間違っている、住所等の記載が不十分、伝達内容が言葉少なく曖昧、理不尽な自分都合を押し付ける等々。つまりは、
自己主張が強く、
自身の過剰な希望あるいは過大な期待を相手に強要し、それが叶わぬと知った時に相手を攻撃してでも叶え様とする心意気がある。その背景には、負けず嫌いでありながら、面倒なので商品説明やシステム制限などを読まない、そして、自分は常に正しい、自分は失敗したくない、損をしたくないという気持ちが強い。時には、自身の落ち度を知りながら相手に全ての責任を押し付ける。つまりは、周囲の状況を理解しようとせずに自己都合だけで行動してしまう欧米的アングロサクソン的な考え方です。一言でいえば「友達にしたくない世間知らずで自分勝手な人」と言う事になる。何かと周囲とトラブルが多い方は、この姿勢・態度を変えない限り今後もトラブルは起き続けるでしょう。
この隠れクレーマーに遭遇した時は、本当に心が痛み嫌な思いをします。「自分は良い人」と思っており、隠れクレーマーの自覚がないだけに質が悪いです。そもそも「匿名配送」を「良し♪」と思っている方々は、この隠れクレーマーの素質があると思ってください。
相手が嫌がっている素振りを見せた時には、先ずはご自身の言動を振り返り、日本人として節度ある行動を取られます様に。相手が嫌がるかどうかは、「自分が相手の立場になったつもりで、相手から上記の様な条件を求められたらどう思うか」で容易に分かります。小学生の時に学校で習いました。「交渉と言うものは、先に言った者、強く主張した者が勝ちなんだよ。少しでも相手の言い分を聞けば、それは負けと同じなんだ。二度と会う事も無いんだから」などと思われる方は、弊方への入札も何卒(絶対に!)お控え下さい。
繰り返します。くれぐれも「『商品説明』の記載内容を前提として、落札金額が決定し、取引契約が成り立っている」事をお忘れにならない様に。つまりは、「商品説明」の記載内容が全てであり、出品者がこれを逸脱した要求や言動を嫌がる事は間違いの無い所です。
更には、ご自身の言動に問題があってトラブルを引き起こした場合、ご自身の言動を改めない限り同様のトラブルは永遠に続くでしょう。長々とした商品説明を読むのが面倒と思うならば、ネット販売を利用しない方が良いのかも。何故なら、あなたの人生に無用なトラブルが降りかかってくる可能性が高いから。
ここ数年の間に、かかる人達と遭遇する頻度が増えている気がします。これに加えてルールが変更になるたびに使い勝手がどんどん悪くなってきており、ヤフオク利用を考え直す時期に来ているかもしれませんね。
※多くの出品者が記載している、長々とした当たり前の注意事項は、全て上記の「隠れクレーマー」と遭遇し、その取引後に追加したコメントです。つまり、「上記の様な方とは関わり合いたくない」という意思表示でもある。弊方もしかり。そして「ブラックリスト」に登録されるであろう。つまりは入札・落札を繰り返す度に「ブラックリスト」に登録され、次回からの入札の機会が狭められる。一方では、「嫌な思い」の結果としての「悪い評価」が積み上がる。上記の言動を避ける気持ちこそが、「良い人・良い落札者」への近道でありトラブルを避ける最善手なのです。それにしても、自分の記載している長々とした注意事項も、常識的な方々にとっては退屈でつまらない文言であり、自分で読んでいても嫌になる。
長い長い前置きの最後に・・・「2連続の法則」
トラブルや事故が起こる背景に「2連続の法則」というのがある。交通事故は、歩行者が近づく車に気が付かないだけでは事故とならない。何故なら、運転手が歩行者に気を付けているからである。ところが、運転手が他の何かに気を取られている時に、不注意な歩行者が車の前を横切ろうとした時に事故となる。つまり、歩行者と運転手の双方に不注意が同時に重なった時に交通事故が起こる。
ヤフオクでも上記と全く同様である。騙そうとする人とその態度に我慢ならないと反応する人が重なった時にトラブルに至る。つまりはトラブルを避けるためには、①騙そうとする人と取引をしない、②トラブルになりそうになったら早々に身を引く(君子、危うきに近寄らず)。そうすればこの「2連続の法則」に当てはまらず大きなトラブルにならない。
心得(1) 商品価値を見定める
まず最初にお伝えしたいのは、ヤフーの「おすすめ順」は商品価値と全く無関係であり、出品者が出品時に有料のオプション設定すると「おすすめ順」の上位に掲載される仕組みである。自分に最適な商品を検索するには、いくつかの候補機種を定め、購入限度額を決め、機種型番や分類などの様々な検索キーワードで出品検索を行い、慎重かつ丁寧に商品説明を熟読してから入札してください。
注意しなければならないのは、「安い物」順に検索した場合に「送料込み」での金額に機能変更され、いくら安くても送料未定だと検索の後半にならないと表示されない。ご自身で決めた購入限度を越えたからといってそこで検索終了ではない。最高額を越えた次から「送料未定」で安価な出品がぞろぞろと出てくる。ヤフー社員は誰一人としてこのような機能がおかしいとは思わないのかね。また、「PayPayフリマ」の商品も掲載され、購入しようとすると「PayPayフリマ登録」へと誘導する。これを拒否すると購入できない。開始価格と即決価格が同じ(=定額)場合には、ヤフオクとPaypayプリマは出品共有する。見かけの出品数を多く見せる狙いもあるだろう。
出品されている「商品」には、極めて程度の良い「当たり商品」から、ゴミ同然の「外れ粗悪品」まで存在する。慣れてくると、これらの程度(少なくともリスクの程度)は、出品者が同時に出品されている他の「商品」の傾向からも大凡の判断ができる様になる。醜い傷などを隠して撮影している場合には、現物が届いて初めて分かる場合もあるが。「トレーが出ない」と言いながら、カバーを開けてみるとメカがゴッソリ抜かれていたり・・・。なんともはやである。
ヤフオクにて出品されている「商品の程度」は、概ね、以下の様に大別できる。狙っている商品が、どのランクに相当し、そのリスクの程度を知る事は、落札後の失意の程度を減少させる。少なくとも、「こんな筈ではなかった」と思う様な落胆は、避ける事が出来るであろう。先入観を捨て、一品一品を品定めする位の姿勢が大切である。
正常動作が期待できるのは【ランクA】と【ランクB】まで。【ランクC】と【ランクD】までは期待半分(不良品である事も十分にあり得る)、【ランクE】以下は、付属品目的以外では、修理を趣味にしている方以外は手を出してはならない。
【ランクA:新品や展示品】
価格は高いが、一番安心して購入できるし、外観も無傷かそれに近い状態であろう。但し、メーカー保証が付いていなければ、「商品価値」は、次の【ランクC】以下、場合によっては【ランクE】の場合もある。CDプレーヤーやカセットデッキなどのようにベルトが使われている場合、保管状態が悪かったり長期間の保管であった場合、ベルトが伸びて故障している場合がある。ベルトが使われていないアンプなどのような装置であれば、問題が起こる可能性は極めて少ないと思われます。
「未開封の商品価値」を維持するため(実は面倒なだけ、あるいは動作確認の方法が分からない故)、事前の動作確認は行われていない事が多い。新品でも、グリス固着あるいはスイッチの接触不良などで故障している事もある。だから保証書が付いているのである。そもそも、無傷は大きな「商品価値」だが、新古品の「未開封」には、何の「商品価値」も無いと思う。それよりも、出品者に事前(入札前)に開封して動作確認・動作保証してもらった方が、より安心・確実である。最悪の場合、リモコン内の電池が液漏れしている事も想定される。
【ランクB:メンテナンス品】
メンテナンス経験者の手によってメンテナンスされ、クリーニングされ、故障していた箇所も修理され、一定期間(通常は、3日~1週間)の動作保証がある商品。外観の程度は様々。中古品故に手元に届いた時点で必ずしも正常に動くとは限らないが、万が一の事があっても誠実に対応してくれるだろう。
但し、過去の評価を見てメンテナンス品の出品が少ない場合には、個人の趣味や少ない経験によるメンテナンス、時には価格吊り上げのための形式的な簡単作業だけの場合、単に修理作業をメンテナンスと言ってみたりして、配慮深い熟練的メンテナンスが施されているかどうかは極めて怪しい。以前に修理を依頼された例だが、「メンテナンス済み品であったのだが直ぐに故障してしまった」というもの。中を見たら、ネジが欠品していたり、グリスが手当たり次第に塗られていたりして、それは酷いものであった。クリーニングも同様。
注意すべきは、メンテナンス品と称していながら「ノークレームノーリターン」と記載されている場合。ウソはないのだろうが形式的な作業であった可能性があり、高値での落札を狙い自己の過失はご勘弁の自己都合主義の条件である。従い、「ノークレームノーリターン」の記載があれば本来の意味でのメンテナンス品と言えず、メンテナンスの未熟さのみならず、輸送の事故を含めてリスクは高い。実際には【ランクC】へ格下げとなる。
そもそも修理とメンテナンスは似て非なるものである。修理とは不具合を改善する作業だけであり、メンテナンスとは将来に起こるかもしれない故障を予見して予防処置を施す作業である。従い、メンテナンス作業を行えるのは将来に起こりうる故障リスクを知っている熟練した経験者だけであり、主要機能(動作保証の範囲)の正常動作は検査されている筈である。少なくとも動作保証の期間内では故障は起こらない、起きた場合には無償で対応するという責任が生じている。
さらには、オーバーホールともなれば、もはやメーカーでしかできない作業である。電源部から始まり、メカ部、操作部、制御基板、最後には全出力端子の動作が正常であるか、近い将来の故障への不安などは無いかなど、測定器などを用いて機器の有する全機能を検査・修復・改善する作業である。メーカー以外の修理屋では到底適わない作業である。
従い、安易にメンテナンスやオーバーホールと表現する出品者はそもそもが怪しいと言わざるを得ない。
【ランクC:個人出品による動作品】
ご家庭内で不要になった「動作するであろう不要品」である。概ね正常に動作するか、未確認の機能においては故障しているかもしれない。付属品が揃っていて、外観の程度も「良好」以上の物が多い。掲載される写真や商品説明も丁寧な事が多い。当然、出品者は個人。通常は、文面違いの問題があれば返金なりの対応もしてくれるので、嫌な思いをするリスクは小さいが、絶対に(必ず)動くと言う保証はないし、「中古品なのでノークレームノーリターン」或いは「ジャンク扱い」との記載も多い。そう書かれていれば、不具合が発見された場合でも返金してもらえる可能性は低い。と言うよりもクレームを付けてはならない。それが嫌だから「ノークレームノーリターン」と記載している訳だから。出品者の心情は理解するべし。
【ランクD:動きました】
上記の【ランクC】品が廃品業者経由にて出品されていて、「動きました」「再生できました」あるいは「動作確認済み」と表現される商品。配送の途中に傷が入ったり付属品を紛失したりして、少々外観的な「商品価値」は下がっている。出品者には「ストア」が多い。「ノークレームノーリターン(NCNR)」や「ジャンク扱い」と記載されている事も多い。この記載がなくても、これを容認させる記載(「見落としがあるかもしれない」「こちらは素人で専門知識が無い」「経年品故の傷はある」「現状渡し」等々)が有る場合には、実際に事が起きてもこれらの説明にて全てがNCNRの条件に入ってしまう。実際のところも、「音飛び」があったり、読み込む時間が長かったり、読み込むCDを選んだりと、それなりの不具合を含んでいる事も多いが、クレームにはできない。例え付属品が「商品説明」通りでなくて、どこかの部品(カバーやインシュレーター、ネジ等)が不足していても、悲しいかなクレームは付けられない。修理の練習として、あるいはニコイチの2個目としては最適品かも。
幸いに動作品である事もあるが、直ぐに故障してしまう事も多々ある。そうなる確率は五分五分。故障してしまっても諦めるしかないだろう。「商品説明」に「ジャンク品とは」との記載があったり、「ジャンク品の意味を理解されていない方はお断り」などの注意書きを見かけるが、概ねこの分類に属した商品によるトラブルの結果である。そして、ここに分類される商品に関わるトラブルが実際には一番多いだろう。すなわち、入札者は「正常品」と思い、出品者は「何があってもノークレームノーリターン」だからである。
メンテナンスされておらず、ストア出品の場合は概ねここに分類されると思って間違い無い。覚悟して入札する位の心構えが必要である。いかなる不具合も、商品説明通りでなくても、「ノークレームノーリターン」である。
紛らわしいのは、タイトルに「動作確認済み」と書きながら「XXができませんでした」と商品説明に記載されているケース。一般的には「動作確認済み=正常動作品」と理解してしまうが、中には、「電源が入ったりトレーが動いたりと動作を確認した」だけで、正常な動作が確認されていない場合がある。文章は最後まで読む必要があるし、そもそもかかる表現をする出品者は良心的配慮がなく、要注意である。
騙され易いと言うか、中古機器の劣化の特性でもあるのだが、DVDプレーヤーではCDとDVDでは動きが異なり、CDが再生できてもDVDが再生できない場合もあり、SACDも同様。MDの再生ができたからと言って録音ができるとは限らない。CDの再生ができたといっても、音飛びしたりノイズが乗っていた李と何がしかの不具合があるかもしれない。期待するのは構わないが、これらは動作保証外、説明外(=契約条件外)であると認識しなければならない。
【ランクE:通電確認のみ】
上記の【ランクC】が廃品業者経由にて出品されていて、「通電確認のみ」と表現される商品。配送の間に、多少の傷が入ったり、付属品を紛失したりして、当然「商品価値」は下がっている。これも出品者は「ストア」が多い。「通電確認のみ=動作不良」であり、必ずと言って良い程にどこかに不具合を含んでいて、これを明示すると落札金額が下がるので、あえて不具合部分を明記しないだけの場合もある。例えば、同じ出品者で「動作確認しました」と「通電確認のみ」の商品を同時出品している場合は、全ての商品に対して動作確認を行い、正常に動いた場合には「動きました」と表現し、上手く動かなかった場合には「通電確認のみ」と表現するのである。
一番怪しい表現は、「田舎で使っていました」とか、「この間まで使っていました」とか、「不要になったので」とか、いかにも動きそうな表現をしながら、実は正常動作を保証するものでも何でもない曖昧な表現を使っている場合には要注意。これらの表現は、本来は不必要な説明であり、決して「動作品であった」の意味では無い。むしろ、致命的な不具合が見つかり、それでも売らんが為のコメントを付けたかもしれない。勝負するのは一向に構わないが、失敗する可能性が高い事を肝に銘じておいた方が良いだろう。単に出品時の表現に過ぎず、内容的には 次の【ランクF】と同等と考えた方が良い。
【ランクF:ジャンク品、動作未確認】
どこかに不具合がある商品。不具合の内容によっては、「買い」の場合もあれば「入札してはいけない」商品まで様々。例えば、「CD/MDチューナー・アンプ」などにおいてMDに故障があっても自分はMDを使わない場合には、機能的には「正常品」と同等。「電源が入らない」や「音が出ない」などは、オーディオ機器としての価値はゼロ。修理するにしても、それなりの知識と経験が必要である。
また、「CDは読めたがMDが読めない」と書かれた出品でも、到着して動作確認したら「CDも読めなかった」場合にも、「ノークレームノーリターン」である。これにクレームを付けると、必ず「ジャンク品を理解していない」と反論されるであろう。
但し、手持ちの機器の外観が悪く出品物の外観の程度が良さそうな場合には、ニコイチの対象として「買い」だろう。
【ランクZ:絶対に入札してはいけない】
ゴミ置き場から拾ってきた、最悪の粗悪品。あるいは、なんの配慮も無く、鉄くずと一緒に扱われてきたジャンク品。雨にさらされ、埃をかぶり、あちこちに小さな打痕やスリ傷も多い。あるいは、地震等にて棚から落下した物や、落雷で電源部が故障した物、部品取りされた残り物。外観の程度はまさに「並下品」。そもそも、通常の扱いをしていればこの様にまで外観を悪くする事はない。長時間、雨にさらされ、埃をかぶり、乱暴に扱われ、動いたとしても近い将来にも故障となる可能性は高い。
人を騙してでも売上を得ようとする不埒な出品者であると思った方が良い。
どうやって、この商品ランクと判断するか?なかなか難しい事だが、掲載写真の汚れの程度(如何にも埃っぽい)、普段の使用ではあり得ない程の醜い傷がある、遠目の写真しかない、出品者の同時出品がいかにも廃品業者的であるかどうか。あるいは、出品者の過去の評価の中にかかる商品であったかどうかが記載されているか。少なくとも「通電確認」すらしていない場合には、このケースと思ってよい。「素人だから分からない」と言うのであれば、もはや騙し人間の姿が見え隠れする。電源の入れ方が分からないと言うのなら、もはや現代社会で生きていけない。
僅かな情報の中からでも何となく分かる場合がある。
「商品説明」の表現としては【ランクE】または【ランクF】と同じだが、内容的には大きな差がある。ただ、これを見分けるのは相当に難しく、ならば【ランクE】または【ランクF】には手を出さない方が良いという事か。
【番外1:ノークレームノーリターン(NCNR)とは】
ヤフオクで頻繁に使用される「ノークレームノーリタ-ン」(NCNRと表現する事もある)とは、どの様な意味でしょうか。クレームの本来の意味は、「お客様が被った被害や損害の補償、契約違反の修復を要求する事」であり、通常のビジネス社会において、「ノークレーム」という契約事項は存在しない。数量間違いや商品の取り違いなど、輸送事故も含めて人間の行為には間違いや失敗は必ず存在するからである。しかしながら、ヤフオクではNCNRがまかり通っており、出品者がこの表現を使用したら「いかなる瑕疵や不具合、記載と異なる現状があろうとも、返金には応じない」という意味になる。例え輸送事故があったとしても。
話をややこしくしているのが、「メンテナンス済み」あるいは「動作品」と説明しながらの「ノークレーム」を付記する場合である。加えて「輸送事故対応は落札者様でお願いします」とあれば、全ての不具合を「輸送事故」のせいにしてしまうだろう。
結論的に言えば、この言葉が記載されている商品は、どのような商品であれ、いかなる不具合が見つかろうとも、商品説明に明らかなウソがあっても、耐え難い位の醜い傷があっても、返品も返金も期待できない。正義・事実をいくら主張しようとしても、その事を聞き入れてもらえないばかりか、出品者に「悪い評価」をつけようものなら即座にご自身に決して消え去る事のない「非常に悪い落札者」の評価を受ける事になる。心して入札すべし。如何に安く良品を手に入れるかはオークションの醍醐味ではあるが、そこには、同じ位のリスクをも背負い込んでいると理解すべし。つまり、ハイリスクハイリターンである。そして、そのいかなる結末も余すことなく受け入れなければならない。
動作品を希望するならば、「正常に動きます」とあっても「ノークレームノーリターン」と記載されている出品は避けるべきである。できればランクB以上で検討した方が良い。当然のことながら、購入金額もジャンク品よりもかなり高額になる。当たり前であろう、手慣れた方の手によるメンテナンス作業、時には交換部品代、クリーニング作業そして故障リスク(動作保証)までも含まれているから。それが納得できないならば、ご自身で修理やメンテナンスの技術を磨く必要がある。さもなくば「安物買いの・・・」に遭遇する可能性も覚悟すべし。
【番外2:外観について】
外観についての説明は千差万別。的確に程度を表している事の方が少ないかも知れない。特にストア出品などでは定型文を使っているので、当たり外れがある。おそらく、外観チェックを行っていないか、簡単なチェックで済ましているのではないか。遠目の写真しか掲載されていない場合にも説明がないのと同じ。説明文には「傷がある」と記載しているものの、傷の箇所を記載写真では隠している場合もある。「写真で判断」と言っても、遠目の写真だけでは判断できる状況になく、面倒臭いとリスク回避を両立させた無責任な表現である。ヒドイものである。逆に、大した傷でもないのにその部分を拡大写真で掲載している個体は、期待通りかそれ以上に程度が良い事が多い。
「個人的主観の違い」と言う言葉が目につくが、どういう意味だろうか。「個人的主観の違い」は存在するものの、「美品、良品、並品、並下品」と大きく分ければ、多くの方々の意見は一致する。質の悪い出品者は、高値を引き出そうと「程度良し」と表し、実機との差異は「個人的主観の違い」として片付けようとしている。事実、弊方の外観的説明でクレームを受けた事がなく、多くの方々の感じ方は一致しているのである。
結論的には、「個人的主観の違い」と記載されている商品に対しては、「美品」と表現されていても期待してはならないと言う事。
【番外3:付属品について】
通常品をお求めの場合には、いかなるランクであっても「ジャンク品」と同等価値なのが、必需の付属品(それがないと機能しない重要な付属品)が欠品している場合である。どんなに外観が綺麗であれ、動作保証があれ、信頼のおける出品者であれ、価格が如何に安くとも、使い勝手が悪いどころか、動作確認すらできない事もある。例えば、ソケット式の電源コード(専用の電源コードであれば尚更)であり、専用の接続ケーブル類であり、リモコンがないと希望する機能が操作できない場合である。逆に、手元に故障した同機があり、付属品が入手できている場合には、これらは最適な商品とも言える。
逆に、リモコンが付属している場合は、評価を上げても良い。リモコンは、大変便利であるし、リモコンがないと操作できない機能も沢山ある。後になってリモコンの問い合わせが、何と多い事か。
【番外4:騙されやすい表現】
まず最初に申し上げたいのは、真のビンテージ的な商品を除き、中古品市場としての一般的な商品価値は、新品時の販売価格の1~3割程度です。最近になり(2024年)、新品の数倍の価格で販売されているケースがとても目に付く。これはどのサイトという訳ではなく、訳の分からない出品者が多数いると言う事であろう。決してかかる商品には間違っても手を出してはいけない。中古品に限っては、高かろう良かろうはあり得ないから。
まずは、動作保証があるかどうかが大きな分岐点となります。動作保証する出品者との取引では、大きな誤りや勘違いは生じないでしょう。問題は、ノークレームと記載してある場合です。
通電確認しました:赤ランプが点滅して電源ONにならない場合、時には赤ランプすら付かない場合もある。クレームを入れれば「おかしいですね?でもNCNRだから!」と出品者は宣う。原因は、①操作行為を確認しただけで正常に動作したとは言っていない、②最初から騙そうとしている、③他の出品者の真似をしているだけで実際は何もしていない何も分からない等々です。
動作確認しました:状況的には通電確認とほぼ同じ場合があります。最悪の場合は、「正常に動作しました」ではなく「操作してみただけ」の意味です。より高値を狙った表現です。
※結局のところ、「NCNR」の記載があればそれだけで「騙される確率が高い」と認識すべきでしょう。そうならない唯一の方法は出品者の評価です。ヤフオクの場合には99%以下は要注意です。弊方に修理依頼される方の中には、「ヤフオクで動作品を購入したのだが・・・」というケースも少なくありません。
【番外5:非純正品を純正品の様に表現する】
出品者が、代用品であることを理解していないのか、あるいは騙そうとしているのかどうかは分からない。ボーズやマランツのリモコンやイヤホンでは相当数の非純正品が、純正品と全く同じデザインで流通している。但し、これらにメーカー名が印字されることはないので、掲載写真をしっかりと観察すれば非純正品かどうかは分かる。
新品の純正品が、正規の代理店を除いて大量に流通することは無いと理解すべし。修理部品のピックアップも同様。
当たり外れもあるが、「商品説明」「掲載写真」「出品リスト」「出品者の評価」などから、どのランクの商品なのかを敏感に察知して下さい。決して、遠目の掲載写真や商品説明などは鵜呑みにしない事。商品についての予備知識を持って掲載写真や商品説明を確認する事(付属するリモコンも純正品であるかどうかは疑わしい。その他付属品も同様)。信用できるのは、あくまでもご自身の洞察力のみです。中古品は一品一様、落札価格には通常価格などは存在せず、上記のいずれのランクに該当するのか、メンテナンスの内容、外観の程度、動作保証の内容と期間、付属品の有無などによって、落札価格は大きく変動する。弊方もしかり。加えて、商品の人気度や希少価値によっても変動します。ご自身の洞察力と推察力、商品価値とリスクを鑑みた価値観にて、熟考の上ご判断下さい。気持ち良い思いをするか嫌な思いをするかの分かれ道です。中古品に慣れていない方は、一つ評価を下げた辺りが本当の「商品価値」である事が多いと思われます。それだけ粗悪品や無責任が横行しています。たかだか数百円、数千円の事です。「安物買いの銭失い」とならぬ様、お金を出してゴミを買わぬ様、そして過大な期待はしない様。
商品価値を欺こうとする出品者は悪いが、「軽率な判断で入札しなければ、トラブルの大半は未然に防げる」と心すべし。商品を受け取った後に、 相手を如何に厳しく罵ろうが、如何に強くクレームを付けようが、手元にあるジャンク紛い品は、決して正常動作しません。「覆水盆に返らず」・・・事前の洞察力が無かった、判断が甘かったと、自分を諌める方が、今後の為です。
心得(2) 出品者の人間性を見定める
世の中には、良心的な人もいれば、人を騙しても平気な人も確実に存在する。ウソを付き、人を騙してでも儲けようとする輩達である。そんな事をして手にするのは数百円、数千円しかないが、得るお金よりも、人の上に立ちたい!言い争いに勝った!という満足感を得るためであろうか?あるいは皆様が普通に期待するような対応ができない(知らない)出品者や落札者がいることも確かである。つまりは、高いビジネスモラルを有している方から人様と普通の付き合いができない方まで様々な方がいる。かかる方々の本質は、文面からでは計り知れず、事が起きてから分かる。なかなか難しいところである。
また人の常として、金銭が絡むと正直よりも損得を先んじる傾向がある。期待外れの場合には、良心的な人でも過剰に反応してしまうし、言われれば言い返してしまう。様々な人が、様々な感情を持ちながらヤフオクに参加している。僅かな文面と情報からは正確には推察し難い状況ではあるが、それでもよりベターな出品者を選択しようとする心構えと努力は重要であると思う。オークションとは、より良い商品を選ぶ事も大事だが、より信頼のおける出品者を選ぶ事に重きを置いた判断の方が、良好な結果となるのではないか。
勿論、一般常識を有し、誠実な対応をする方が多くを占めている事は間違いは無いのだが、真面目でない(人を騙そうとする)出品者は確実に存在するし、取引相手が犯罪者であっても、出品物が盗品であっても分からない。一般的な社会人であっても、自分に有利な「マイ・ルール」(梱包費用を要求する、割高な送料を設定する、不具合が発生した場合には返品は受け入れるが返品送料は落札者負担、「ノークレームノーリターン」と併記しておけば何事が起きても自分の責任にはならないと考える)を振りかざす出品者もいれば、ウソを言う人、何事にも大袈裟に物事を考える方もいる。
問題が起きた場合にも、ヤフーが仲裁に入る事もなく、「ヤフー補償」は説明文と実態は全く異なり補償される事はないと思うべし。自分で解決するしか方法はない。
そもそも、
***Yahoo!
JAPANは落札をきっかけにして成立した売買契約には関与いたしません。***
と堂々と宣っている。それでいて売買システムの仕組みを勝手に変更して利用者にそれを強要する。送料も含めたより安価な費用で購入でき、安心して取引ができ、確実に商品が落札者の元に届く様なシステム構築は、間違いなくサイト運営者の責任であり義務である筈なのに。
電話番号の非表示も悪意のある出品者を増長させるだけである。本来ならば悪意を持つ人達を排除する事が社会的優先的根本的対策である筈なのに、彼らが市場を賑わす事を重視し、電話による連絡手段を奪ったところで悪意ある行動は無くならない。発送したら出品者の責任は果たしたと誤った認識の表れでもあり、配送ミスのリスクを高めるだけである。さらには、これによって配送ミスが生じても「取引には関与しない」というヤフーの無責任さでもある。これを受け入れた配送業者もどうかと思うが、ヤフーの威圧的な態度に屈したのだろう。実はこれが、ヤフーと言う会社の体質そのものである。実に改悪の極みである。
加えて、さらに相手のIDまでマスク表示となり、出品者と落札者間の匿名性が増している。落札され取引が成立しても公表されない。
これらは、安全性を高めるよりも悪意ある人の悪行を推し進める事になるであろう。ヤフーの考え方は完全に欧米アングロサクソン的であり、民主主義的ではない。ヤフーの幹部の中に日本人の心を持った人はいないのだろうね。
ヤフオクを利用する際には、かかる基本的背景を理解した上で利用しなければならない。
それでは、どの様にして、出品者を事前に評価したら良いのか。
① 一番の情報はやはり過去の評価である。悪い評価が多い出品者(良い評価の割合が99%以下)に対して入札する際には、「もしかしたらトラブルが発生するかもしれない」位の覚悟が必要であろう。その出品者の過去の評価を必ず読んでください。気分を害する様なトラブルが羅列されています。その理由は、商品説明の内容あるいはそこから類推する状況と、手にした実機との差が余りにも大きかったという事実。そのようなトラブルが自分にも降りかかる可能性があるという意味です。
評価とは、落札者が出品者を評価するものであるが、間違ってはならないのは、悪い落札者からの報復評価(悪い評価)は排除して考える事である。例えば、1000件の評価があれば、「いたずら入札」も含めて、何名かの意地の悪い落札者に遭遇する可能性は高い。出品者にとっては避けられない事故の様なものであり、出品者側には何ら問題が無くても、不幸にして「悪い評価」が付く場合がある。特に中古品においては予想不能な様々な不具合的なトラブルも生じる。そんな場合であっても、「悪い評価」がついてしまうシステムになっている事を知ってから出品して欲しい。
「悪い評価」の評価者の評価を見てみれば、それが悪意のある評価(ウソ、偽りを平気で記載)なのかどうかが分かる。或いは、出品者からの反論コメントを見ても、どこに事実が有ったのかもある程度想像できる。加えて、出品者や商品に何らかの問題を感じて「非常に悪い出品者」と評価した落札者に対して、「非常に悪い落札者」の評価を付した(これを「報復評価」と言う)場合は、総じてその出品者は問題である。とある出品者では、「頂いた評価と同じ評価を返します」と言い切る。これらを排除した上で、「悪い評価」が残る場合は要注意である。逆に言えば、「悪い評価」を受けた場合にも、その評価者に対して「報復評価」を付けない出品者は、人として信用できる方とも言える。
出品者の中には、「ノークレーム」を盾に取り、いかなる齟齬も許されると思っている方が沢山いるが、これは大きな間違いである。「商品説明」の記載内容にまでノークレームであるならば、故障品でも「正常に動作しました」とウソを記載しても許されてしまい、ウソの付き放題である。その様な出品者を見抜くのは至難の事であるが、過去の評価にそれを垣間見る事が出来る。そんな出品者と遭遇した場合には、その事を見抜けなかった自分の至ら無さと思うべきかもしれない。
君子危うきに近寄らず ⇒ 君子、良い評価の割合が99%以下の出品者には関わらず
①-2 特に高額な商品を検討する場合には、少しでもリスク回避を図りたい。①の評価も慎重に参考にするべきだが、もう一つ、過去の出品に対して商品の紹介写真が削除されている場合がある。再出品した場合にはシステム仕様だが、全ての商品に対して削除されている場合には、そこにはクレームの証拠(特に外観写真)を無くそうとする出品者の意図(恣意的操作)がある。決して手を出してはいけない出品者である。このような操作を可能にしているシステム機能もどうかと思う。契約が成立してから契約書の内容を書き換えるようなもの。
② 出品数の多い出品者の殆どは、定型文を持っていて、人間性が現れにくい。それでも、その定型文を良く読めば、その人の人間性を垣間見る事ができる。落札者(あるいは入札者)に対して、異常とも思える警戒心を表現している出品者こそ要警戒である。例えば、「落札後のキャンセルは受け付けない」「新規IDは即削除」「24時間以内に連絡を」、「ジャンク品の意味が分からない方はお断り」、「神経質な方はお断り」等々。あるいは、「マイ・ルール」を強く感じる場合にも同様である。何が起ころうとも、「マイ・ルール」(出品者の自分勝手な考え方)に則り、対応してくるであろう。先ずは避けたい出品者である。
③ 商品の全景写真を掲載していない場合には、隠された外損があっても分からない。そして、「それなりの傷等あります」の「商品説明」にて全てが容認されると思っている出品者も確実に存在する。「写真にて判断下さい」も同様。実際のところ、遠目の写真では何も分からない。つまりは、「外観については一切のクレームも受け付けない」というコメントと同じ意味。嫌な言葉だが、人を騙そうとする人達である。手を出してはならない。また、ゴミ箱から拾ってきたかのような埃だらけの写真であったなら、部品取り以外には何も期待してはいけない。少しでも印象を良くしようとする気もない、ただのゴミ処理屋さん。取引もゴミ運搬そのものの扱いとなるでしょう。
逆に、沢山の写真を掲載し少しでも現物の様子を伝えようとする出品者は、それだけで良心的とも言える。追加写真を掲載する手間を厭わない親切心があると言う事。
以前に一度見かけた事があるが、「中古品だから傷があって当たり前。だから掲載写真は使い回し」と言うもの。中古品は一品一様であることは中古品業界の一般常識であり、こんな出品者はそもそも論外である。
④ 自己都合の能書きが多く、一番重要であるはずの出品物の説明がどこに記載されているか分かり難い、あるいは簡単な定型文しか記載されていない、文章の前後で意味が異なる、辻褄が合わない記載内容等の場合は、その殆どの出品者は廃品業者と思って間違いない。出品物もいかにも空き家整理で出てきた様。廃品業者が無料で放置品を受け取り、短時間で出品作業を行い、梱包・発送時は流れ作業で行われていると思われる。そもそも落札者(=お客様)からの視点が欠落しており、自分のリスク回避や利益誘導を最優先に考えている証でしょう。良い商品もあれば粗悪品もあり、当たり外れが大きい事を理解しましょう。何か問題が生じても出品者からの対応は何も期待できません。このような出品者は梱包も雑な事が多い。できれば避けたいところであるし、実際にトラブルも多い。 動作品を求めるならば、絶対に手を出してはいけない出品者である。ヤフオクが、廃品業者の流れ作業による現物処分の窓口になっているケースである。
⑤「商品説明」に記載の内容は、そにまま鵜呑みにせずご自身で必ず確認して下さい。商品のメーカー情報、取説のダウンロード先、送料、記載の付属品と掲載写真の比較、等々。結構、いい加減であったり間違いであったりする事も少なくありません。当然、間違っていても「すみません」の一言があれば良い方。
⑥ まずは、商品価格=商品代+送料である事を改めてご認識下さい。この送料を含めた商品価格を比較する事で「安い」「高い」をご判断下さい。決して商品代だけで判断する事無き様に。概ね1円開始を大量に出品している場合、送料が割高に設定されているケースが多い気がします。1円で終了しても送料差で利益を確保する意図があるのでしょう。
そもそも「送料:落札者負担」とは、文字通り「送料を別にご負担下さい」という単純な意味です。通信販売では一般的です。そして特定業者と契約すると規定料金と比べて割安な費用にて発送する事ができます。その規定料金との差額が一番大きいのは「佐川急便」と思われます。ご確認下さい、好ましくないと感じる廃品業者的出品者には「佐川急便」限定が非常に多い事を。送料差額を目論んでいる事は間違いの無い所。規定料金が一番安いのは日本郵便かヤマト宅急便がサイトと連携している配送方法。もちろん離島・中継料などの追加費用も不要。連携していなくても、「ゆうパック」と「クロネコヤマト」は中継料が不要であり比較的安価です。規定料金よりもはるかに高い(あるいは商品サイズよりもはるかに大きなサイズ設定)送料を設定している、「全国一律」と安心感を装いながら実は通常料金より高額であったり。これらは「送料:落札者負担」の本来の主旨から外れていて、明らかに送料で利益を得る事を目的としています。配送トラブルが起きても、「業者に相談してください」の一点張りで相手にされないでしょう。避けるべき出品者の類です。その出品者の過去の評価も好ましくない筈です。
ちなみに、100サイズとは「81cm~100cm」までで、「100~119cm」ではありません。
また、梱包費は無償が一般的ですが、これを追加請求する場合があります。また、容易と思われるような商品まで同梱不可と記載されている場合もあります。これらの場合、必ずと言って良い程「ノークレームノーリターン」とあるでしょう。その理由は、全ての作業がアルバイトによる流れ作業で行われ、取り間違い、作業漏れ、商品説明違いなどが多くなります。実際にトラブルも多いし、これを少しでも避けるために「同梱不可」とする必要があるのです。良心的な出品者であればどうだろうと考えながら、首をかしげたくなる様な記載があれば、その出品者は要注意と思って間違いない。その出品者の評価を確認して下さい、過去にも想像通りのトラブルが起きている筈です。
とにかく、送料の設定が理不尽(通常よりも送料が高い、定形外で発送可能なのに宅急便を利用する、など)、梱包作業費を要求するなどの出品者は避けるべし。また、「輸送に問題が発生した場合、業者に連絡して下さい」とある場合も要注意。「輸送トラブルによる返金は配送業者からもらって下さい。自分のサイフに入ったお金は返しません」という意味。その出品者の梱包は雑である場合も多く、輸送以外のトラブルが発生しても言い訳ばかりで何も対応してくれない。「悪い評価」を付けようものなら、即座に「報復評価」をしてくるだろう。
※「特定商取引法」に従えば、商品の送料を表示するときには、金額で表示しなければなりません。つまり、取引契約が成立する前に、購入者の負担する費用の総額を明確にする必要があるのです。つまり、本来は、配送業者の選定や送料も含めた総額について出品者と落札者の双方の合意があって初めて取引契約は成立する。本来ならば、これを明示していない場合には、落札タイミングで契約は成立していない。ヤフオクでは、全く順守されていないし、ヤフー社員がこの法律を熟知しているのかどうかすら疑わしい。
⑦ 同梱可能(概ね120サイズ以下、台数にして2~4台)と思われる商品も「同梱不可」とある出品者は、避けた方が良い。「同梱不可」の理由は、送料差額を当て込んでいる事、取引や商品の管理レベルが低いが故に、出荷作業に混乱を来す恐れがあるからである。当然、梱包も雑であり、トラブルが起きても、「だから同梱は嫌だ」と自らの不手際は反省しない。この類の出品者は、必ず、過去にも梱包に関する問題を起こしており、落札者からの評価コメントでその様子を窺い知る事ができる。不幸にして、かかる出品者に遭遇した場合こそガマンが必要。ガマンならないと「悪い評価」を付けようものなら、即座に報復評価でご自身に消え去る事のできない傷が付くのは間違いのないところ。気分を害した事が我慢ならない、自分に「悪い評価」が付いても構わない、とにかく言っておかねばと思うのならばお好きにどうぞ。
⑧「匿名配送」は、できれば避ける事をお薦めします。住所も電話番号もメール・アドレスも分からない。つまり、トラブルになっても連絡しようがなく、「取引ナビ」で無視されたり言い訳されればそれで万事休す。もちろん、誠実な方が利用する事も多いと思うが、くじ運が如くであり先のリスクがある事を承知の上でご検討下さい。
ならばと、「Yahoo!オークション補償制度」というのがあるが、謳い文句の割には制約事項が厳しすぎて保証してもらえる事はまずないだろう。何回か申請した事があるが一回も補償を受けた事が無い。
結局は、入札者自身で身を守るしか方法はないと知るべし。
⑨ 一番確実な方法は入札前に何かを質問してみる事だ。その回答の姿勢によってその出品者の人間性が推測できる。少し考えさせる様な質問が良いであろう。それでも投げやりな回答であったならば、取引においても投げやりな対応であると思うべし。但し、質問はできるだけ早い日時で行う事。多くの出品の終了は、22時前後が多いが、出品者はその頃には通常業務を終えている。終了直前で質問して、「回答がない」とクレームを付ける方もいるが、どうかと思う。ましてや「入札取り消し」などは論外。ご自身の事前確認を怠り、直前になって慌てて質問し、答えがないと憤慨する・・・まさに、冒頭の「隠れクレーマー」そのものではないか。
⑩ 繰り返しになるが、確実に動作品を求めたいならば、決して「ノークレーム・ノーリターン」には手を出してはいけない。メンテナンス済みだろうが、付属品充実だろうが、いくら価格が安くても。輸送事故が発生しても、記載に間違いがあっても、不具合が発生しても、「ノークレームノーリターン」だからである。最後には、「日本語が読めない方」と非難されるだけである。
⑪ 輸送事故の責任は出品者と輸送業者にあり、落札者には何の責任もない。従い、その対応は出品者と輸送業者で解決しなければならない。これが一般常識であり原理原則である。
梱包したのも業者を選定したのも出品者である。加えて、出品者には商品説明通りの商品を落札者に届ける義務がある。
※大手企業で行われているISO9000では、「取引の完了はお客様からの受取通知を受け取った時、あるいは一定時間が問題なく経過した後」とある。つまりは、商品が問題なくお客様の手元に届いたと確認できた時に取引が完了するのである。ところが、サイト運営者にはこの認識が全くなく、発送=取引完了と勘違いしている事は間違いない。もちろん多くの出品者も同じであろう。
輸送事故は数%の確率で確実に発生します。一番多いのが梱包不備による長時間の輸送に耐えられずにカバーが凹んだり部品が壊れたり。二番目は長時間の細かな振動でベルトやギアが噛み込んで動かなくなる(カバーを軽く叩くことで回復することが多い)。極稀なことだが落下やフォークリフトの先端で大打撃を受けることもある。業者の違いは感じられない。但し、事故が実際に起きた時の窓口で対応する担当者の違いは感じる。電話でクレーム窓口に連絡するより、できるだけ配達員に連絡した方が良い感じ。
事故が発生した際に、「落札者が運送業者に連絡する」旨の事が書かれてあれば、実際に輸送事故が発生した際には苦労が多い。発生確率は低いので気にせず入札するか?それとも万が一の事を考えて入札を控えるか?難しいところである。
【実際にあった嫌な思い出】
1)本来は直付けの電源コードを、外部電源用コンセントに内部の電源回路を直結し、差し込み用電源ケーブルに改造していた。商品説明にもその記載は一切なし
【出品者のコメント】このような簡単な改造はマニアには当たり前の事であり、いちいち説明する必要もない
2)掲載写真には写っていない場所に極めて醜い外傷があった。出品時の写真で確認しようとしたら既に掲載写真を削除されていた
【出品者のコメント】連絡取れず
3)商品説明では「動作しました」とあったが受け取ってみると電源も入らない
【出品者のコメント】ノークレームノーリターンと記載してある。日本語が読めない方は入札お断り
4)「付属品一式」と商品説明にあるスピーカーを購入。受け取ってみるとスピーカー接続ケーブルが数本足りない。専用端子なので他からの流用も困難
【出品者のコメント】本数までは確認していません。だからノークレームノーリターンと記載してあります
5)CDプレーヤーの底足が欠品。ディスプレイ・パネルも欠品し、部品が剥き出し
【出品者のコメント】すみません
6)「動作品」と説明のあるCDプレーヤーを落札。動かしてみると「音飛び」が激しい。リモコン付属とあったが別機種用で、電池ケース内部も腐食が激しくて断線しており操作不能
【出品者のコメント】おかしいですね。でもノークレームノーリターンなので。
7)商品説明とはかけ離れ全く動かない。連絡しても回答は遅いしのらりくらりとした内容。仕方がないので「非常に悪い出品者」と評価を付ける
【出品者の対応】数時間後に「非常に悪い落札者」の報復評価。勿論コメントの内容も虚言だらけ
注意すべきポイントを書き連ねてきたが、かかる状況に至った理由は、出品者だけが悪い訳ではない。これと同じ数・程度にて理解しがたい行為を行う入札者・落札者が存在する事も、忘れてはならない。これを書いていて、つくづく思う。良い人でありたいと。
心得(3) 落札条件を理解する
≪ヤフオクの最大の欠陥≫
「落札者あり」で「出品終了」すると、
「落札金額の11%(消費税込み)の落札システム利用料を出品者がヤフーに支払う契約」が出品者とヤフーの間で自動的に成り立ってしまう。
※余談であるが、当初の落札手数料は5.4%であったが、新サービス「Yahoo!マネー」の原資(3%)として出品者にその負担を求めた。結局は、新サービスで必要になる原資も「自身で払うのではなく、お客様同士で払い合う」というヤフーの経営的体質を垣間見る。楽天ポイント、ヤフーショッピングなどの「xxセール」なども全く同様であるが・・・。次いで、2024年6月4日に11%(実に25%アップ)に改定された。この手数料料率は他のネットモールと比べても高額である。昨今の売り上げ減少が厳しい状況にある事の裏付けである。消費税と同様であり、料率を上げれば売り上げはそれ以上に減少するだろう。もはや手軽に不用品を処分する場としては適さないかもしれない。
その後の取引が成立しなかった場合には、一定期間内であれば、「出品者都合で落札取消」を行うか、「落札者都合で落札者を削除」する事によって、このシステム手数料の支払は免除される。この操作は出品者だけの権利となっている。そして、「出品者都合」の場合には出品者に、「落札者都合」の場合には落札者に、「非常に悪い」の評価が自動的に付与される。これがまた相互の信頼関係を著しく破壊し醜い言い争いが展開される元凶になっている。加えて、評価コメントは訂正が効かない。操作ミスは勿論の事、その後の対応がいくら良好であっても、「非常に悪い」という評価ランクは変更できない。言い争いが続けば醜い評価コメントがどんどん積み重なっていく。
加えて、いかなる理由があろうとも、出品者がそれまでにかけた費用(PRオプションや注目のオークション設定等)はヤフーからは返金されない。一度入金されたお金は返さない。これでは質の悪い出品者と全く同じではないか。従い、取引が中止になったから再出品すれば良いと言う事にはならず、出品者側の費用は持ち出しのまま。これまた理不尽なルールであるが、ヤフオクを利用する上ではこれがルールなので仕方がない。
最近になり、「かんたん取引」を強制し、落札者が代金を支払った後、落札者が受取連絡するまでの間(最大で2週間+α)、その代金はヤフーの中に眠る(銀行で言う預金残高と同じで他の投資ビジネスなどの膨大な資金源として流用できる)。ちなみに「かんたん決済」の入金期限は1週間、発送後の受取確認の期限は2週間である。受け取った商品に問題があった場合にも返金される事はまずないだろう。質(たち)の悪い出品者が「如何なる理由があろうとも一度受け取ったお金は返さない」という姿勢と全く同じ。
このあたりのヤフーの自己都合的、利益優先的体質は大いに問題であり、理不尽な事がまかり通り、おかしな輩達が闊歩する根本原因になっている。そもそもヤフーが自分で制定した「ヤフオク!ガイドライン」、これを参加者全員が遵守すれば今も発生し続けているであろうトラブルの大半は回避できる筈。にも関わらずトラブルは何故発生するのか。この「ガイドライン」に記載されている「禁止事項」を守らなくても、ヤフーから何の処罰も課せられず有名無実化しているからである。「ヤフオク!ガイドライン」なるものは存在するが、この規則に則った運用がなされていないのが現状である。取引手数料を徴収しておきながら、「出品者と落札者の間の実際の取引には関与しません」では余りにも無責任。これこそがヤフーの自分勝手な「マイルール」である。せめて、出品者あるいは落札者から調停を申し込まれたらその仲裁に入るべきである。
ヤフーが一番恐れるのは、落札者が迷惑を被る事では無く、市場が冷え込む(出品数やアクセス数が減る)事である。出品があればこそ入札者は増える。いたずらであっても入札があればサイトは賑わう。言動不審な出品者や落札者達も、ヤフーにとっては市場を賑わす大事なお客様。こう考えれば、いつまで経っても改善されないヤフオクの実態・現状が容易に理解できるでしょう。
実はこの基本的な考え方は、ヤフオクに限らず、ヤフーショッピング、楽天、アマゾンにも感じられる。ヤフオクには「ブラックリスト機能」があるので、二回目以降は回避できるが、その他のサイトにはこの機能がないし、機能追加の要請をしてもなしのつぶて。この事をもってしても、そこにサイト運営者の本音がある事が見て取れる。
結論的に申し上げると、ヤフーと言う会社は、サイトを活発化させる方策には積極的だが、おかしな行為を行う者を排除するつもりは全くない。さらには、ストア側からの要求なのだろうが、落札後の手続きがストアによって異なる場合がある。最も大切な筈の落札者に、大きな混乱を来す事になる。慌てず騒がず、各ページの説明文を熟読してから対処してください。分からない事があれば入力する前に出品者に確認する事が大切です。何故このようなシステムにするのか全く理解できないのだが・・・。結局のところ、ヤフーにとって大事なのは、落札者ではなくまずは出品者であるという事であろうか。
ヤフーがかかる態度故に、トラブルに遭遇するかどうかはご自身の言動に大きく左右されると言う事実である。
そして、
トラブルが発生し取引が完結しなくとも、多くの場合には落札者が「泣き寝入り」または「無用な出費」を強いられ、出品者は「出品費用を負担」しなければならないという事実である。
これが上記欠陥の結末である。アマゾン、楽天、ヤフーショッピングも概ね同様であるであるが、ストアによって取引の手続きが異なるのはヤフオクのみである。メルカリの出品者は、廃品業者的なストアが少なくヤフオクよりも少しだけ良心的かもしれない。ちなみにヤフオクでは、先にも述べた通りに2022年から電話番号が表示項目から削除された。電話に関わる重大なトラブルがあったのだろうか。出品者と落札者に大きな壁を作ろうとしている。問題のある出品者や落札者を改善・排除するのではなく、規制(ルール)を厳しくする事で対処するのがヤフオクである。意味が分からない。結果として良心的な人達にまで大きな不安と不都合が生じる事は間違いない。嫌な電話を受けることはなくなるが、トラブルがあっても出品者が完全無視すれば連絡が取れなくなるのである。
10年後のヤフオクはどんな風になっているのだろうか?
前置きが長くなったが、まずは上記の事柄を前提条件として念頭に置いて欲しい。
出品毎の個別の落札条件は、「商品説明」が全てである。従い、「商品説明」にない内容は、落札後に協議する事となる。世間一般では、条件が合意に至らない場合には契約は成立しないのだが、ヤフオクの場合には、既に売買契約が成立した後なので、話はややこしい。その結果、合意に至らない場合には、出品者の「マイ・ルール」が適用され、その責の殆どを、落札者が負う事となる。何故か?契約破棄の権利が、出品者にしか与えられていないからである。その「マイ・ルール」に背けば、契約破棄の理由として「落札者都合」が適用され、落札者に「非常に悪い」評価が自動的に付与される。加えて、出品者からは、「入札する前に、質問して欲しかった」とか、「ノークレームノーリターンと書いてある」等と、高飛車な態度を取って来る。気分悪い事、この上無し。そもそも、明確になっていない事項は、一般常識や通例が適用される事が普通であるが、オークションの場合には、ひとえに出品者の偏った考え方や自分の利益中心の「マイ・ルール」がまかり通ってしまう。そして、通常では、販売者よりも購買者の方が立場は上であり、購買者の方が我儘である。つまり、立場が上にある程、我儘になり易い。だから、ヤフオクの場合には、契約破棄の権利を有する出品者の方が我儘になり易い。だからこそ、入札前に、十分な検討と覚悟が必要となり、出品者の人間性を出来るだけ把握しておく事が重要である。そして、想定される商品価値よりも、出品者の人間性評価の方が重要と思う方が良い結果が得られる。
入札前に事前に確認・納得しておきたい事項は、「商品価値」と「入札金額」(上限は決めておき、加熱しない事)の他には、消費税の有無、送料或いは配送方法、梱包手数料の有無、決済方法(入金方法、代金引換のみの場合もある)、輸送トラブル時の対処方法、返金を含めた動作保証の内容などであろうか。明記されておらず、心配な事があれば、入札前に「出品者への質問」から、質問すると良いでしょう。回答が無い場合には、思うようにならないと思って入札を控えるべし。落札後に「普通はこうだろう」と思っても、後の祭り。
最後になるが、≪ [持病持ち] 持病持ちの機器達 ≫には、要注意である。現時点での「商品価値」が、期待通りであっても、明日以降にも発症する確率は、他の機器に比べて格段に高い。もちろん、その点がメンテナンスにて適切に処置されていれば、問題ないであろう。
繰り返します。中古品は一品一様であり、「商品説明」が全てに優先されます。「商品説明」は、面倒でも必ず目を通してから入札する様に。出品者の「マイルール」は如何なものかと思うが、落札者の「マイルール」や「商品説明」を読まずしての過分の要求は、それ以上にトラブルの元である。
心得(4):入札に際しての心得
上述の通り、中古品は一品一様である。傷の程度、不具合の程度、メンテナンスの程度、・・・等々。そして、出品者は、なるべく商品を良く見せようと苦心する。決して間違ってはならないのが、出品者のコメントを鵜呑みする事であり、遠目の写真を信じてしまう事である。「ウソ」や「偽り」は、詐欺行為であり犯罪の類であるが、出品者もそこまでは愚かではありません。なんとか高値を引き出そうと、あの手この手の表現を用いてきます。出品者の考えや意図を見抜く位の慎重さが必要です。
さて、対象数も多い上に、様々な条件がついている出品物の中から、どれを選ぶかは、楽しくもあり難しくもあり。重要と思われる順番に、述べて参ります。
(1)先ずは、送料含めた支払い可能な総額を決める。総額の範囲内であれば、気分は悪いが、少々理不尽な要求(過分な梱包料、送料など)にも目をつぶったらどうでしょうか。そもそも、落札金額などは、時の運。
(2)製品に対して、自分の求める希望条件を全て満たしている事が確認できている事が重要です。「商品価値」のみならず「製品仕様」もしかり。暗黙の期待やこれまでの経験は、出品者が異なれば通用しないし、製品毎に仕様が異なるのは当たり前です。
(3)希望する商品は、その時点での全ての出品物を対象として選択する事が望ましいが、商品タイトルが適切かどうかは怪しい。そこで、商品を検索する場合には、and条件とor条件を駆使して、より多くの商品のヒットを狙って下さい。例えば、デノンかオンキョーのスピーカーであれば、「スピーカー
(デノン オンキョー
オンキヨー)」と入力して下さい。馬鹿正直な出品者は、「オンキヨ(大文字)ー」と表記している場合があります。コンピュータ処理上は、「オンキョー」と「オンキヨー」は別物です。ヤフオクのバグ(システム的な不具合)もあるので、通常は不要なのだが、さらに「DENON」「ONKYO」も加えた方が良いでしょう。カテゴリーは、出来るだけ上位レベルから検索して下さい。カテゴリー設定を間違えて出品されている場合もあります。自分にとってベストな出品を探し求めるためには、検索する手間を惜しまないで下さい。
間違ってはならない事は、どの様な商品が自分にとって最適なのかは、事前にネットなどで調べておき、ヤフオクの検索では、メーカー名および機種型番のみを入力してください。「CDプレーヤー」や「アンプ」などと入力しても、希望しない沢山の商品に埋もれてしまい、入札できる絶好の商品を見失ってしまいます。
(4)新品でも同様だが、「商品価値」と「落札金額(購入金額)」は、連動しません。同じ性能であっても、不人気商品であったり、タイトル間違い(「C-722M」と記載すべきところを「C-722N」となっていたりする)で検索されにくかったりすれば、低い金額で終了するであろうし、過熱気味に高騰したり、希少品であれば、高い金額にまで上昇するであろう、等々。結論的には、相場等を鑑み、先ずは機種と予算を決定。それが度々出品されるのであれば、条件に収まる迄待ち続け、希少品であれば、少々予算オーバーでも落札する事でしょうか。
(5)出品終了にはいくつかのパターンがあるが、一番注意しなければならないのは、「自動延長」の有無です。殆どの場合は「あり」となっていて、最高入札額が更新されると、5分間の延長となる。しかし、「なし」になっていると、終了数秒前に入札があり、落札できない場合があります。一つの入札テクニックとして、覚えておいて下さい。
(6)これも稀な事だが、ご自身のYahooアドレスを持っていない、パソコンが自由に使えない等々、出品者からの連絡をスムーズに受け取れない環境にありながら入札行為を行う事は止めた方が良いです。入札の資格がないと思って頂いても結構。それでなくても、トラブルの種は沢山あるのです。
(*)再度確認する。ヤフオクでは、「落札=売買契約成立」の意味である。しからば、入札(=落札者となる可能性がある)の際には、入札金額のみならず、送料やら附帯するあらゆる費用全ての条件に納得しておく必要があるのだ。後になって、「そうは思わなかった」とか、「良く読んでいなかった」、「知らなかった」などは、出品者から「全てがいい訳」と受け取られても仕方がない。「落札するとは思わなかった」などは論外だし、「間違って入札した」は己の責任であり、「キャンセルをしてくれなかったから、この出品者は悪い」とは筋違いも甚だしい。「いたずら入札」は、やってはいけない。詐欺行為であり、些細な事とはいえ間違いなく犯罪である。これを取り締まれないヤフーも情けないが。
それにしても、「いたずら入札」する方々の心情とは、如何ばかりか。どの様な不満があるのか、できるものなら聞いてみたい。
※ヤフーショッピングで時々見受けるのが決済方法の変更です。ネット・ショッピングとは、出品者が操作できるのは商品情報のみであり、決済方法や時には配送方法まで、ネット運営者に委ねられている。そもそも、確定ボタンを押してからの条件変更は、その行為自体が契約違反と言わざるを得ない。何のための確定ボタンなのか。ハッキリ言って、そのような方とは取引したくないと思っている。
(*)発送条件に「匿名配送」というのがあります。「配送方法の詳細」をクリックして表示される配送方法に「匿名」の欄に「〇」が付いている場合です。通常では問題ないのですが、トラブルが発生した場合に、出品者に直接連絡できないという致命的欠陥があります。出品者が、トラブル連絡を無視するケースです。これは、他のネット・サイトにも見られることですが、ネット運営者が出品者の行動や評価を厳しく規制しないと、出品者の犯罪的行動を取り締まれなくなります。アマゾンやヤフーショピングなどでは、出品者の行動(購入者のクレーム連絡への対応)を厳しく監視しています。ところがヤフオクでは、「出品者と落札者の間の実際の取引には関与しません」とあるため、出品者からの連絡が無ければ連絡不通となってしまい、泣き寝入りするしかありません。
この「匿名配送」が設定されている場合は、出品者を通常より厳しく査定した方が良いでしょう。
(*)落札後(ネット・モール等での購入も同じ)に、キャンセルしたいと申し出る方がいます。弊方ではこれを受け入れるものの、出品者によっては受け入れない場合もあるでしょう。そして、気分を害する事、甚だしい。その言い訳に「ダブって購入した」とか「商品説明を読んでいなかった」とか、云々。本心では、その方の人間性にまで疑いを感じてしまいます。ヤフオクの場合には「ブラックリスト」機能があるので、躊躇なくこれに登録します。ヤフーショッピングやアマゾンなどはこの機能がないので、何とも悩ましい。
世の中には、後に戻れない事(後悔先に立たず)が多々あります。それ故に、先に述べた通り、落札行為の前には十分に慎重な判断が必要です。これまたヤフオクに限らず、社会生活の常識・基本でもあると思います。日本には、他の国以上に沢山の細かいルールがあり、それによって日本独特の安全な社会秩序が保たれています。このルールを守らない方は、社会生活・日常生活でも苦労が多い(ご自身がトラブルの原因になっている)と思われます。
心得(5) 落札後の「取引ナビ」における心構え
落札に至ったら、先ずやらなければならない事がある。落札直前がベストなのだが。それは掲載されている画像の保存である。悪意のある出品者は、必ずと言って良い程に落札と同時に掲載写真を削除してしまい、傷や部品の欠品等の証拠隠滅を図る。削除されてから、「商品説明」と掲載写真に齟齬があっても確認しようがなく、出品者の言い訳を否定する手段がなくなる。そもそも、過去の終了オークションの掲載写真が削除されている様な出品者は、初めから敬遠した方が良いだろう。
「取引ナビ」とは、オークションが終了すると出品者と落札者との間で取り交わす様々な連絡のためにヤフオクが提供する連絡ツールである。連絡したい事(配達時間、配達時の注意事項、伝票への追記、領収書の要否等)は、相手が発送する前までにできるだけ早く伝えましょう。
ストア出品者では、独自の「オーダー・フォーム」や通常のメールを使用する場合があるが、概ね以下に準拠します。また、受け取り確認の要否、連絡方法など、ストアによっても異なる場合があるので要注意です。何故、ヤフーがこのような事を操作がバラバラなシステムを運営しているのか分からない。落札者に無用な混乱を引き起こすだけで意味不明。
※本来の意味する「システム」とは、人の作業を含んだ業務全体の運用を合理的に整理し、作業手順を統一・共通化(標準化)し、効率よく運用できるようにするための仕組みを指す。コンピューターやインターネットはその一部を機械化しているにすぎず、コンピューターを使ったからと言って、それをシステムとは言わない。システムを上手く機能させるためには、様々な例外処置も含めた人が関わらなければならない手順までも含んでいる。
まず、この「取引ナビ」には、一方からの連絡回数の上限は15回まで、これを越えると使用できません。また、終了日から120日を越えると、使用できなくなります。通常の取引においては、この上限は気にする事はないが、トラブルが発生した時などでは、この上限が支障となる事があるので、上限に近付いたらメール連絡に切り替えると良いでしょう。
<其の①>見ず知らずの方と、取引を行う訳ですから、無用なトラブルを避けるため、できるだけ丁寧に対応された方が良いでしょう。タメ口などは論外で、絵文字も避けた方が良いです。自分はお客様だから・・・などの心情は避けるべき。立場は平等です。相手は、年齢も性格も分からない方ですから。どの様な言葉に、どの様に反応するか分かりません。「取引ナビ」の向こうで待ち構える出品者は、礼節わきまえた方から、理解不能な行動を取る方まで様々です。
言葉使いも「ですます調」が、相手に与える印象も良くなります。そして、マメに連絡を入れる事です。今日の入金が無理であっても、「明日、入金します」と連絡を入れれば、出品者は、落ち着いて対応してくれるでしょう。
<其の②>落札に至った場合、まず、ヤフーからのメールを見る事。そこには、出品者からのコメントが含まれている場合があります。いつまで経っても、出品者から連絡が無い場合の殆どが、このケースです。時として、突然、「落札者都合」で落札が削除され、「非常に悪い」評価が付く事があります。良く見れば、そのメールに、「24時間以内に連絡を」と書かれている。かかる出品者は、即「ブラックリスト入り」した方が良い。落札者の立場を何も考えずに、「自分は悪くない」と思っている、あまりにも自分勝手な出品者。取引を継続するにしても、早々に取引を終了すべし。そもそも、落札者(=お客様)に対して大変失礼な対応で、落札メールにて挨拶する事は悪いとは思わないが、最初の「取引ナビ」は、やはり出品者の方から始める方が自然と思う。商品を持ってレジ前に行っても、レジ前の店員が何も話し出さないのはどうかと思うのと同じ。弊方が「かんたん取引」を利用しないのもこの理由から。「かんたん取引」は、一度選んだ支払いや発送条件等は変更できませんので、気を付けて下さい。
<其の③>出品者によっては、最初に受け取る「取引ナビ」が長文の事がありますが、最後まで熟読しましょう。重要な事柄であるから故(過去には、その事柄の確認を怠ったが故にトラブルの経験があったからでしょう)に、丁寧かつ長文になっているからだと思われます。一般的には、落札者よりも出品者の方が様々なトラブルを経験している事でしょう。無用なトラブルを起こさないためにも、最後まで読んでください。「急がば回れ」。
稀な事ですが、最後まで身分を明かさない出品者も存在します。誰と話をしているのか分からないので、とても気持ちが悪い。その様な出品者は、元来、出品する資格がありません。その後の取引連絡は要注意です。商品の程度は別にして、出品者の選択としては「外れ」です。よって、言われるがままに処理を進めた方が賢明でしょう。「君子、危うきに近寄らず、危うきと気付いたら、早々に離れるべし」。「マイ・ルール」の意識が高い方と思われ、何かあればトラブルに発展する可能性を秘めています。
<其の④>先ずは、ご自身の氏名、住所と郵便番号、電話番号を伝えて下さい。都道府県名や郵便番号などを省いてはいけません。郵便番号は住所の一部です。これを間違ったり未記入であったりすれば、配達ミスを誘発させます。電話番号は、配達員が配達時に不明な事がある時の問い合せ先になりますので本来ならば必須事項です。ビジネス社会において、初対面の方に名刺を渡すのと同じです。記載ミスや漏れが無いようにしましょう。
身分を明かす事は相互の信頼関係を築くのに重要です。少なくない確率で、これを躊躇される方がいらっしゃいます。稀ではありますが、氏名が「ひらがな」であったり、「苗字」しか提示されない場合があります。そもそも、それに不安がある様であれば、オークションで入札してはいけません。出品者がこれに躊躇されるのは全くの論外です。落札した場合には(と言うよりも入札の時点で)、相手を信用する、信用できると判断すべきです。これも「隠れクレーマー」の素養であり、出品者にも無用な不審・不安を与えます。
加えて、希望する要件(配達日時、評価の要否、領収書の同封、振込名義人が異なる、配達先が連絡先と異なる、等々)がある時には、最初の連絡にて全てを伝えてあげて下さい。最初の連絡こそ、出品者が一番注意して読むからです。これを後回しにすると、出品者がそれを見落とす可能性があります。
<其の⑤>落札条件は守りましょう。上述の通り、落札条件は、入札の前に十分な検討と確認を行って下さい。そして、落札に至った場合には、その落札条件は守ってください。落札後に、配送方法の変更を申し出たり、動作確認が所定の期限内にできない、動作保証期限を過ぎてから不具合を申告する、などはいけません。その行為こそ「隠れクレーマー」なのです。
<其の⑥>配達先が連絡先と異なったり、振込名義人がご自身と異なる場合にも、出品者にその旨を、必ず伝えましょう。郵便番号や住所の番地が違っていたりしたら、混乱の元です。また、電話番号は一つで結構です。
<其の⑦>稀ではあるが、「取引ナビ」を使わずに、電話にて対応を求める落札者様がおります。電話は、後になっても記録に残らず、「言った、言わない」の揉め事の元です。出品者への連絡は、必ず「取引ナビ」を使いましょう。
<其の⑧>一番やってはいけない事は、落札後に、ご自身の判断で勝手に取引を進めてしまう事です。実際にある事だが、終了した直後に「かんたん決済」で入金される事がある。弊方に限らず他の出品者でも、なにがしかの伝えたい事もあり、それが入金額へ影響を与える事もあります。例えば、消費税の有無、端数切捨てや値引き、その他にもいろいろあります。入金前に出品者と入金額の確認を行う事は、一般常識と思って頂きたい。また、出品者としては、入金の総額を落札者にお伝えする事も、一般常識と思います。加えて、決済する金額は絶対に間違えない事も、極めて重要です。これら全ては、社会人としての常識であり、当たり前の事だが。
<其の⑨>故意であれ、失念であれ、途中で連絡が途切れる事があります。そんな時は、「連絡掲示板」を利用してもヤフオクに通告しても意味は無いので、遠慮なく電話した方が良いでしょう。実際にあった話ですが、相手が急に入院して連絡が取れなくなったり、あるいは、管理がずさんなストアなどでは、作業が手順良く行われず、漏れてしまう事もあります。「人として悪い出品者ではない」のですが、それでも起こりうる事態です。ご自身が、暫く連絡が取れない事態が予想される場合には、その旨を、出品者に伝えましょう。
<其の⑩>よくある操作ミスとして、最後の確認ボタンを押し忘れる事があります。自分では送信したつもりだが、実は送信できていない状態です。送信が完了したら、再度「取引ナビ」を開いて確認すると良いでしょう。システムの不具合が発生している場合もあります。いずれにしても、出品者には分からぬ事。送信完了まで確認する事は、落札者の責任です。
<其の⑪>ご自身にも都合があるように、相手にも都合と言うものがあります。「まだですか?」とか「急いでいます」とかは、出品者の気分を悪くする。ご自身の連絡や入金が遅れているのに、出品者に「早くして下さい」と頼むのは、もはや人間としてトンチンカン。忘れがちなのが、金融機関や配達業者にも都合(営業時間、トラブル)があると言う事です。タイミングによっては、時間がかかる事があります。「相手を思いやる気持ち」があれば、避けられるトラブルです。「思いやる気持ち」が無ければ無用のトラブルに発展する可能性があります。
<其の⑫>「かんたん取引」では、初めに取引条件を入力すると、その後の変更(支払い方法や配送方法、配送時間帯など)ができません。確認ボタンを押す前に、間違いがないか確認しましょう。分からない事や不安な事があれば、取引を開始する前に、「取引メッセージ」にて出品者に事前確認しましょう。かかる融通の利かないシステムを、何故、YAHOOは強引に使用させるのか。「間違って操作したアナタが悪い」と宣うYAHOOの心情は理解できないし、「お客様への感謝」を忘れてしまっている。
≪ヤフオクのかんたん決済について≫
決済・・・金銭等によって支払いを行い、購入者の支払い義務を完了する事である。
ヤフオクでは、ストアとの取引を除いては支払い方法を「かんたん決済」という、原則的には支払手数料が無料で簡便にする方法である。ナイス・アイデアである。ヤフーが「かんたん決済」手続き後のトラブルを全て負担するのであれば。しかしながら現実には、「かんたん決済」処理後にカード決済ができなかったりすれば出品者へは未入金となる。現実にその様な状況に至った事はないので発生確率は小さいと思われるが、正確には「かんたん決済≠支払完了」であり、本来、この様な条件では「決済」という表現を使ってはいけない。
ここに、出品者と落札者との間に認識の違いが生じる。つまり、落札者は「かんたん決済=決済(支払)完了」との認識。出品者は自身の口座に入金があった事が確認できて初めて「決済(入金)完了」との認識。このタイムラグをどの様に考えるか。あるいは、このタイムラグの責任はどこにあるのか。少なくとも落札者には責任はない。出品者にもない。残るはヤフーである。ヤフオクでのその他の問題と同様、本来は「かんたん決済」という手続きを認めたヤフーが、その事によるトラブルの責任を負わなけらばならないにも関わらず、その責任を負わないために、無用の問題が起きる。
弊方では、「落札者は大事なお客様」との思いから、「かんたん決済」後のトラブルの責任を被るつもりで、「かんたん決済完了=入金完了」と判断して出荷を行うが、出品者によって対応は様々である。落札者は上記の状況を鑑みながら落ち着いて対応して下さい。決して「遅い!早く送れ!」と思わないように。さもなくば「かんたん決済」を利用しない(ヤフーを通さない)事か。
また、「かんたん決済」には支払い期限がある。落札日を含めて5日と思われる。決済前に出品者とのやりとりがあれば期限までの残り日数が少なくなるので、質問・問題等がある場合にはこの支払い期限に注意してください。
心得(6) 動作確認における配慮点と受取連絡
商品を受け取ったら、動作確認を行って下さい。まずは、輸送トラブルの可能性があるので、ダンボールの外観をチェック、次いで、付属品の有無、機器が正常に動作するかの確認を行って下さい。「動作確認」における手順については、弊方の発行する≪ [動作確認] 動作確認時におけるお願い ≫を参考にされると良いでしょう。
ここでは、「動作確認」の手順ではなく、配慮すべき注意点について述べます。先に述べておきますが、外観クレームは殆ど通用しないと思ってください。外観への印象は人それぞれですので、逆襲を喰らって気分を害する事態になるだけで、返品などには決して応じてくれません。クレームとして「悪い評価」を付けたなら、ご自身にも「悪い評価」が付きます。
ア)一番重要な事は、様々な条件にて動作確認を行う事です。CDであれば、最低でも数枚、できれば、到着の当日と翌日にも行うとさらに良いでしょう。また、電気系統の問題やハムの影響も受けますので、できるだけ設置予定の場所で行って下さい。寒い冬の期間は、機器内部およびメディアに結露が発生する場合もあるので開封後1時間位放置してください。また、輸送中の長時間の振動にて一時的な不具合が発生する事があります。できれば、初期の動作確認は一番読み込み易いメディアにて行って下さい。何故読み込み易いメディアを使うかと言えば、読み込み易いメディアは機器内部でよりスムーズな動きをするため、正常な状態を復元・確保し易いからです。
イ)動作確認とは、「商品説明」にて記載されている機能が全て正常に動作するかどうかの確認です。例えばMDデッキなどの場合には、「再生できたから取り敢えずOK」では不十分で、音出しなども面倒だからとイヤホンでの確認だけで済ますのも不十分です。CDを1枚録音してみて正常に動作するか、そしてアンプとスピーカーに接続し実際に音出ししてみる事も必要です。保証期間を過ぎてから「xxが上手く動作しない」では手遅れです。面倒であっても、「商品説明」にて記載されている機能を全て確認して下さい。保証期間を過ぎてから新たな不具合が見つかっても文句は言えません。
ウ)思うような動作をしない場合には、まずは取説にて、操作に間違いがないか確認しましょう。「面倒だから出品者に聞いてみる」的な考えの方がおりますが、それでは、いつまで経っても正しい操作が身に付かないばかりでなく、今後にも発生するであろう不具合に対しても、正しく対処できません。これまでにも、思う様に動かない場合に、すぐに「動かない」と連絡を受ける場合があります。接続等の問題、操作ミスやメディア不良のケースも少なくありません。できるだけ、ご自身で調べ対処してみる心構えは重要です。つまり、機器不良を疑う前に、ご自身に不適切な点が無いかどうかを疑ってみる姿勢が大事です。
エ)動作確認と、ご自身のやりたい事は別です。先ずは、機器が正常に動作するかどうかの確認を行いましょう。これも、実際にあった話ですが、いきなり機器の仕様に適さない複数のスピーカーを接続して、動作不良を発生させた方がいらっしゃいます。あるいは、傷の多さが気に入らなかったのでしょう、動作確認する前に、再塗装を施した方もいらっしゃいます。カバーを外してご自身でクリーニングをされた方もおります。何事をするにも、先ずは基本動作の確認が優先であり、これが確認できるまでは、その機器の所有者は出品者にあり、まだ落札者のものではありません。
オ)輸送によるダメージは少なくありません。例えば、重いアンプが上に乗っていた場合、下にあった機器のカバーが凹んでしまう事があります。あるいは、梱包が雑であったため、内部の部品が破損している場合もあります。高さ50cmから、ダンボールを水平に落下させてたら、ダンボールへの外傷は、殆どないでしょう。しかしながら、機器内部への衝撃は相当なものです。ダンボールや機器の外観をつぶさに観察し、少しでも異常がないかを検査して下さい。次に、機器を逆さまにして、軽く振ってみて下さい。これで機器が壊れたと言う話は聞いた事がありません。万が一、部品破損があれば、中で何かが転がる音がするかもしれません。出品者も輸送業者も、実機は傍らにありません。実機を手にしているのは、ご自身だけです。
カ)稀な事だが、梱包時のミスによって付属品が揃っていない場合もあります。あるいは、丸めた新聞に紛れ込んでしまっていて、見つけにくい場合もあります。全ての付属品が揃ったら、付属品の動作確認もお忘れなく。リモコンは勿論の事、オーディオ・コードや光ケーブルでさえ、不具合が出る事もあります。
キ)以下の事項は、購入者として当然に求められる事柄であり、是非とも守って欲しい。当たり前の事であるのだが、この暗黙のルールが守られない事が少なくない。結果として出品者とのトラブルに発展する。
(1)相手からの要求事項に全く耳を貸さない、説明分を読まない、あげくの果てには「相手が言う事を聞かない」と憤慨する。基本的な人との会話が成り立たない。ウソを付くなどはもっての外。ウソをついているかどうかは、慣れた出品者であれば大凡の見当は付くものである。自分が誠実でなければ、誠実な相手までもが不誠実な行為を成す。弊方もかかる方々とは取引したくない。
(2)返品ルール等を記した書類を紛失してしまう。あるいは、同封されている書類を読んでいない。出品者にその旨の連絡を取って聞くのはまだ良い方で、最悪は自分の判断で処置してしまう。
(3)返品の際に、付属品を同梱せずに故障していると思われる本体のみを送り返してしまう。逆には、動作確認に用いたメディアを入れっ放しで返品してしまう。やってはいけない事です。返品とは、送ってきた状態をできるだけ再現して送り返すことです。返品もなかなか苦労な事だと思いますし、故障と思われる症状が操作ミスであったりメディア不良だったりしたら、その後の経緯はどうなるでしょうか?
返品とは、機器故障と明らかになった場合に取る処置ですでの、心得ておいてください。
(4)使用環境が適切でないために起こる症状を、本体のせいにしてしまう。特に、MDやCD-Rは、焼きの甘さが問題である事も多い。カセットやビデオなども、知らぬ間に劣化している。リモコンにも不具合がある可能性もあり、適合性もある。
(5)保証期間が過ぎているにも関わらず、「何とかせよ」と出品者に迫る。「あまり使っていない」とか「もともとそんな感じがあった」とか・・・。
(6)外観の程度が期待よりも悪かったのか、再塗装や補修を施してしまう(=手を加えてしまう)。あるいは、カバーを開けて中の部品やコネクターを抜き差しする。
(7)操作を間違えている事に気が付かず、「故障している」と出品者に連絡を入れる。思い通りに動かない場合には、先ずは、取扱説明書に記載されている「故障かな?と思ったら」などに目を通し、それらの事項を確認してみる。新品の機種であっても、環境等に起因する不具合が、それだけ存在するという事実である。
(8)内部に改造を加えたり、部品取りなどを行う事は、論外である。メンテナンス経験者は、これらの事を推測する技量を有している。
上記の事項は、憶測ではなく全て実際にあった話である。「動作確認が完了(取引が完了)するまではまだ自分の物ではない。人様の物を預かっている」という事を再認識して欲しい。また心当たりのある方は自重・反省して欲しい。必ずやトラブルや嫌な思いに至ると思います。
動作確認が終わりましたら必ず「受取連絡」をして下さい。「受取連絡」をしないと、ヤフーから出品者への支払いが遅れ、やもすれば出品者から「悪い評価」を付けられたり「ブラックリスト」に登録されたり、ヤフーへ通報されるかも知れません。ヤフオクでは「受取連絡」は落札者の義務となっています。この悪しき手順、本来なら必要のない手順を落札者に強要したがために、全く無用なトラブルを新たに発生させている。amazonなどの他の殆どのネットモールなどでは「受取連絡」は不要であり、逆に発送=取引完了との認識が多いだろう。これもまた手順の誤りなのだが。
※最も一般的な処理手順は、落札者が受取連絡をするか、発送後1~2週間が経過してクレームがない場合に、双方で取引が完了したと認識している。つまりは、ネット取引だけでなく一般的に企業間で行われている商取引の考え方である。
評価は、必ず行わなければならないと言うルールではありません。時々、評価を強要する方がいるが、その考え方自体が「マイルール」で無用なトラブルを起こします。十人十色、百人百色で、「相手を思いやる気持ち」「相手に合わせる気持ち」こそが重要で、「良い人」への近道です。
逆には、落札者の評価の内容そのままに評価(良い評価には「良い」、悪い評価には「悪い」と)してくる出品者が多く存在します。
また、評価される事を好まない落札者も多いです。評価を交換する事で無用なトラブルを起こすかも知れません。ならば、評価なしで取引を終わらせた方が良いと考えるからです。
評価の仕方については、後述の【評価について】をご参照下さい。
心得(7) 不測の事態が生じたら
不測の事態とは、「自分の思っていたのと違う」というところでしょうか。そこには、二つの意味があり、一つは約束と異なる事態、もうひとつは思い違いや期待と実機との差でしょうか。時として、当該製品知識が不足しているが故に発生する場合もあります。なかなか難しいところです。
最初に、「不測の事態」の原因を探って見ましょう。【1】元々製品に内在していた不具合、【2】輸送のトラブルが発生、【3】操作やメディアに間違いはないか、【4】中古品故の新たな不具合の発生、【5】もともと現物と出品時の「掲載写真」や「商品説明」に相違があり、届いた現物が予想と違う、【6】動作するに必要な付属品が揃っていない、などでしょうか。そして、不幸にもこれらが見つかった場合にも、出品者の対応が期待できるのは、「心得(1)商品価値を見定める」に記載のせいぜいが(ランクC)まで。外観に関しては(ランクA)まででしょう。
【1】の場合は、出品者の故意(不具合の存在あるいはその可能性を知っていながら、未確認と表現)と過失がありますが、これを事前に発見する事も難しいかも知れません。例えば、リモコンが付属していなければ、リモコン動作が正常かどうか(オンキョー/FRシリーズであれば、10%程度の確率で不具合内在)は、検査しようもありません。スピーカー・ケーブルが無い場合にも、音出し確認はできませんね。大概の場合には、これらの事柄は「落札条件」に込められている事が多いので、不測の事態というより、むしろ想定内のリスク(可能性があると言う意味)であり、「まぁー、大丈夫だろう」という楽観的な期待であった事が多いでしょう。出品者の故意であれば、当然、出品者はその事に対して聞く耳を持たないでしょう。従い、多くの場合は、これをクレームとする事は難しいと思われますので、諦めるしかないでしょう。
【2】輸送トラブルは、無視できない確率で発生します。弊方でも、1~2%程度の発生確率でしょうか。これによって致命的なダメージを受ける確率は1%未満であり、大概は、一時的な不具合となって現れ、使用するごとに正常化していきます。まずは、出品者に状況を伝えましょう。なるべく細かく説明すると良いでしょう。そして、商品に問題があったか、輸送に問題があったかを、出品者に判断して頂きます。その回答によって、今後の対応は変わってきます。おかしな話ですが、梱包に問題があった場合でも、その交渉先は、輸送業者になる事が多いです。「商品説明」に事故対応は落札者と明記されている場合もあります。本来ならば、梱包した責任、輸送業者を選択した責任故に、出品者がその交渉に当たらなければなりませんが、その記載がある場合には、そうではありません。正論を振りかざしてみても、何の意味もありません。とにかく解決しなければなりませんので、早々に輸送業者に連絡を入れ、その後の指示に従って下さい。そして、自分に出品者を見る目が無かったと反省してください。
【3】メディアとの相性は、それなりにあります。特に、MDやCD-R,DVD-Rなどでは顕著です。できるだけ問題の無いメディアを使用して動作確認を行って下さい。結露や、電源系統、ハム等にも留意する必要があります。まずは、取説を読み、メーカーからの操作面で該当する注意事項はないか、配線等の使用環境に問題はないか、探って見て下さい。
【4】機器は、必ず壊れます。そのタイミングがいつになるのかは、神のみぞ知る。運悪く、偶然にも、手元に届いたタイミングで発症しても、不思議ではありません。ベルトやピックアップの劣化、もともと亀裂が入っていた基板が、輸送の振動にてオープン(切断)してしまった、寒い環境などで、コンデンサーの動きが悪い、等々。出品者の誠意によって対応はそれぞれでしょうが、先ずは出品者に連絡し、その後の処置の判断を仰ぎます。
【5】醜いほどの外観の程度、暗いディスプレイやムラ、故障の内容、製品の型番違い等。出品者はできるだけこれらを隠そうと、良く見せようと、説明文や掲載写真に苦心します。入札前に、これらを見抜くのは、よほど慣れていないと難しい事でしょう。そして、最終的には、醜い言い争いにまで発展してしまうのも、これが原因の場合もあります。先にも述べました通り、かかる出品者を如何に事前に見抜き、入札を避けるかがヤフオクの最大のポイントです。それに遭遇したら、「交通事故に遭った」と早々に終了させてしまう事が得策と思われますが、いかがでしょうか。
【6】電源コードや、ケーブル類、リモコン(これがないと操作できない機能)、ショート・プラグ、等々。意外に沢山あります。メンテナンス品であれば、これらは付属していたり、欠品していれば明確に「商品説明」に書き加えられていますが、それ以外は、現物を手にするまでは分かりません。不幸にも欠品が有った場合には、「後の祭り」。専用品であれば、再調達もなかなか困難で、高額な出費を必要とする場合もあるので、要注意です。「商品説明」か「掲載写真」にあって、梱包漏れの場合、良心的な出品者であれば後で送ってもらえますので、連絡してみましょう。
動作確認が終わりましたら、「受取連絡」をして下さい。現在は、「受取連絡」をしないと、ヤフーから出品者への支払いが遅れます。評価は、必ず行わなければならないと言うルールではありません。評価についての詳しい説明は【評価について】を合わせてご参照ください。時々、評価を強要する方がいるが、その考え方自体が「マイルール」です。逆には、落札者の評価の内容そのままに評価(良い評価には「良い」、悪い評価には「悪い」と)してくる出品者が多く存在し、評価される事を好まない落札者も多いです。評価を交換する事で、無用のトラブルが発生する事を恐れているからです。ならば、評価なしで取引を完了させた方が良い、と。
ご 参 考
【評価について】
まず、
商品だけでなく、出品者に問題があると思われても、その程度が許容範囲にあるならば、理不尽ですが「非常に悪い出品者」の評価は付けずに、そのまま放置するのが良いと思います。出品者も悪いが、その出品者を選択してしまった自分の見る目も無かったと。気持ちが収まらないと、「取引ナビ」でクレームを入れても無回答、最後の手段と「非常に悪い出品者」の評価を入れようものなら、それまでは無反応であったにも拘らず、即座に痛烈な一撃を食らう(「非常に悪い落札者」との評価に罵倒コメントを付けられる)であろう。その出品者は、不都合な事には無視しておきながら、実は既に攻撃のプランを練り、自身への悪い評価が付く事よりも、相手を打ち負かす事の優越感、罵倒する事の快感を味わっているのではないかとさえ思ってしまいます。その出品者の過去の評価の通りに、ご自身もその災難を被り、ご自身の評価に決して消えない汚点を残す事になりかねません。ガマン、ガマん。評価する事を好む方がいらっしゃいます。それも意味不明の内容で。そのような方は実は攻撃的な性格の持ち主と思われ、敵と出会うとトラブルになる可能性が高いです。「能ある鷹は爪を隠す」「実る程に垂れる首かな」の通り、「評価しない」事の方が穏便に取引を終わらせる事ができます。
逆に、商品に不具合が生じても、誠実な対応を取られた場合には、「非常に良い」と評価してあげて下さい。評価は、新品の場合には製品性能等について評価しても良いですが、中古品の場合には製品に対して行うものではなく出品者の人間性に対して行うものです。何故なら、中古品の出品者には製品性能についての責務がないからです。ヤフオクの仕組みでは、同一の出品者から複数の商品を落札し、複数回評価入力しても、出品者評価なので評価数は1つだけなのです。但し、評価日は更新され、履歴として過去の評価も参照できます。
取引をキャンセルする場合には、出品者または落札者のいずれかに必ず「非常に悪い」の評価が自動的に付けられます。キャンセル理由には、事故で破損した、紛失して見当たらない、さらには緊急の所用が生じたなど、ヒューマンエラーを含めて様々な原因があるにも関わらず、不埒な方々と同様に、「評価は出品者の人間性を評価するもの」と定義しておきながら、その人の人間性まで否定してしまうヤフオクのシステムって、何だろう?「嫌なら参加しなければ良いだろう?」というヤフー社員の声が聞こえてくる。
そもそも評価は、必ずしも行わなければならないものではありません。メルカリでは必須ですが、ヤフオクやその他のサイトでは評価を入れるのは10人に1人位の割合です。出品者を応援しようと良い評価を入れるのはとても良い事だと思います。さもなくば、受け取って評価を入れずにそのまま放置が良いでしょう。
さて本題に戻ります。まず評価の仕方ですが、次の点を考慮して評価して下さい。ヤフオクに限った事ではなく、それ以外のサイトで取引を行った場合にも同様です。
(1)メーカーから新品を購入したならば音質的操作的な製品の良し悪しを評価しても良いですが、中古品の場合には、製品の機能的性能的価値については出品者の責ではありません。あくまでも出品者の行為や取引の結果に対して行うものです。勘違いなさらない様にお願いします。
(2)「評価」するタイミングは、取引の全てが完了した後に行います。つまり、「評価の入力=取引の完了」を意味します。決して、トラブルが発生した場合の対応や改善を要求する脅しに使ってはいけません。「悪い評価」を付けられた出品者が、その後に「心地良い対応」をする筈がありません。堂々と「同じ評価を返します」と言い切る出品者も少なくありません。ヤフオクでは、一度付けた「非常に悪い」評価は後になっても変更はできません。つまり、出品者は、評価を付けられたら後は何もしませんし、連絡すらないかも知れません。貴方に「非常に悪い」の評価が付く可能性も極めて高いです。問題があれば、評価する前に問い合わせてみる事です。評価してからでは何を言っても後の祭りです。
(3)少なくない確率で、自分の思うような結果にならなかった腹いせで「非常に悪い評価」を付ける方がいます。自身の評価の正当性を示すために、時には虚位的(ウソ)な表現コメントを付けたりします。実際の例として、①キャンセルが間に合わなかった、②代用品としてリモコンを購入したら動かなかった、③商品説明に無い要求をして断られた、等々の場合です。
二度と取引をしたくない方々です。思い当たる事がならば、日本人として社会人として大いに反省して頂きたい。
(4)何も問題が無ければ「非常に良い」と評価してあげて下さい。決して「普通の取引であったから評価は『普通』」ではありません。具体的には、ヤフオクの場合には「良い評価の割合」が99%以上、ヤフーショッピングの場合には「ストア評価」が4.5点以上の場合には、良心的な出品者(ストア)と言えます。つまり、「普通」と評価する事は「悪い」評価と同等の意味になります。実際のところ、ご自身が購入操作をする際に出品者の評価を見て、良い評価の割合が50%以上ならば「この人は良い人」と判断するのでしょうか?
メルカリの評価には、「良い」と「悪い」しかなく評価基準が丸められるので、むしろその方が出品者への評価としてより適切と思われます。
(5)そもそも評価とは、評価者としての資質が問われます。同じ出品者が同じ行動をすれば、誰が評価しても同じ評価結果にならなければなりません。評価者の判断基準の差が、評価結果の差になってはいけません。会社のボーナス査定で、上司が違うと自分のボーナス査定が違ってしまうのは大いに問題です。従い、「その時の気分」や「期待外れの腹いせ」、「一時的な行動」などに影響されてはいけません。加えて、相手がどの様な環境や状態にあったかまでは知る由もありませんので、少々の事は大目にみてあげて下さい。冒頭で紹介した「相手を思いやる気持ち」が大事なのです。取引は問題なく終了したのに、評価の段になってもめ事が起きるなどは全くの無用のトラブルです。一般論としては、何も問題がなければ「評価しない」か「非常に良い」と評価するが一番です。
これまで述べてきた様に、ネット販売には様々なトラブル・リスクがあるので、問題なく取引が終了したのであれば、出品者に「希望の商品が納得できる金額で手に入れる事ができた」と言う感謝の気持ちも込めて「非常に良い」と評価すれば、出品者も喜ぶ事でしょう。
(6)商品説明にそぐわない粗悪な商品を受け取った場合にも、「非常に悪い」の評価入力する事は早計です。輸送事故やヒューマンエラーも起こります。まずは出品者に連絡し、その後の対処を待ちます。あらゆる手段を講じた後に、最終結果として手元に粗悪な商品(商品説明とは異なる劣悪な状態の商品)が手元に残った場合にのみ「非常に悪い」と評価してください。
次に、評価の大まかな判断基準について紹介します。評価基準は人によって様々であり、次の基準をご参考にされれば、自分の評価基準が人と異なるのか、概ね一致するのかが分かります。そもそも、商品説明に記載されている内容が理不尽と感じるならば、入札後にクレームを入れても「後の祭り」で、出品者を責める前にご自身の判断ミスを責めて下さい。
(a)外観の程度についてですが、標準的な「評価基準」は、別ページで紹介する【徒然草:外観メンテナンス】をご参照ください。ヤフオクの慣習として、外観に関する反論はできません。掲載写真に傷の部分が映っていなくても「写真で判断を」とあれば、クレームを付ける事はできません。ご自身の判断が甘かったと諦めるべきです。
(b)機能については、「ノークレーム・ノーリターン」であれば、いかなる不都合があっても、これを評価に加える事はできません。「動作しました」と記載があってもです。「ヤフオクの悪しき慣習」ではあるが仕方がありません。
(c)商品に、輸送トラブルも含めて、何か不都合が生じた場合、出品者の対応内容が一番の評価対象になります。
(c-1) [悪い] 輸送トラブルの対応は落札者で行ってください・・・配送の責任は、間違いなく出品者にあります。配送業者を選定したのも、梱包したのも出品者です。従い、輸送事故対応は、間違いなく出品者が配送業者に連絡すべきです。本来なら、入札も避けるべき出品者と言えるでしょう。
(c-2) [悪い] 返品時の送料は落札者負担・・・出品通りの商品を落札者に届けるのが、出品者の責任です。従い、商品に問題あったら、返品等の費用負担は出品者が行うべきです。これまた、入札を避けるべき出品者です。
(c-3) [良い] 付属品に不足があったり、間違った商品が届けられたり、動作が不安定な場合に、出品者が全ての費用を負担してこれに対応したのならば、「良い」と評価して下さい。特に中古品の場合には、誰にも予測できないトラブルが発生します。
(c-4) [悪くない] 送料が配送業者の所定費用よりも高い・・・出品者の不埒さが見え隠れしますが、落札してから「評価」に付記するのではなく、入札しない(その様な出品者とは取引しない。つまりは関わらない)方が良いでしょう。入札した時点で、送料に合意したとみなされます。従い、「悪い」評価の対象になりません。
(c-5) [悪い]特別な理由が無い限り、出品者は送料の軽減に協力すべきです。送料:出品者負担を除き、同梱や配送業者の変更に対応できない出品者は、良い出品者とは言えません。ましてや、送料の差額から利益を得ようとするなどは論外です。
(d)次の事項については、出品者に全く非がなく、トラブルの原因は落札者にありますので、出品者評価の対象にはなりません。これらの事について「非常に悪い」の評価をするならば、あなたは「隠れクレーマー」または「悪い人」の仲間と思われます。また、ほぼ100%の確率で、落札者にも「非常に悪い」の評価が付けられるでしょう。全てが、落札者の過分な要求です。逆には、これらに対応して頂いた際には、「非常に良い」と評価してあげて下さい。
(d-1) 入札の取消を申し入れたが、無視された・・・入札した時点で、取引を行う義務が落札者に発生しています。
(d-2) 梱包状態が悪かった・・・梱包については、梱包費を落札者に要求しておりません(ヤフオクでの禁止事項)ので、出品者の無償サービスの範囲です。入金時に、100円でも多めに入れて「梱包の足しにして下さい」とでもすれば、梱包の悪さは非難しても良いかもしれませんが。出品者の責任は、商品説明通りの商品を落札者に届ける事であって、梱包の良し悪しは輸送トラブルへのリスクでしかありません。先述の通り、輸送事故対応は出品者の責任ですが、梱包の程度は、出品者のリスクに対する考え方で変わってきます。
(d-3) すぐに欲しかったのに、発送が遅れた・・・落札者からの要求があっても、急いで送らなければならない義務は、出品者にはありません。むしろ、急いでいるのであれば、ネット販売で購入する事そのものが不適切な行動なのです。
(d-4) 商品が汚れている・・・新品の場合にはメーカーにその責はあるが、中古品では、出品者が商品をクリーニングする義務はありません。「良い出品者」とは言えないが、さりとて「悪い評価」にも値しません。
(d-5) 動作に必要な付属品が無い・・・商品説明に「付属します」とあって同梱されていないのであれば出品者に非がありますが、それ以外は、出品者に問題はありません。動作に必須な付属品がなくても、出品者に非はありません。落札者が、気が付かぬ内に、中古品に対して新品と同様の機能・性能・サービスを求めてしまっているのです。
(d-6) 機能についての説明不足・・・出品者には機能についての説明責任は無く、知る由もありません。落札者が事前に調べておく必要があります。もちろん、返品理由には該当しませんし、新品でも同様です。ご自身の軽率な行動にトラブルの原因があります。
(d-7) 落札後数日間、取引連絡を放置していたら、取引をキャンセルされ「非常に悪い」の評価を受けた・・・言わずもがな。
(d-8) 上述の【隠れクレーマー】の事項に該当する行為
【オーディオ機器の梱包について】 出品者により梱包の仕方は様々ですが、以下の点にご留意頂ければ、平均点以上の評価を頂けると思います。 右の動画は、代表的な二つのケースの梱包作業を紹介したものです。参考事例として、一度は目を通されてはいかがでしょうか。 |
【梱包前の準備作業】
①スピーカーは、ネットを付けて梱包する。外部からの衝撃でネットが破損する場合もあるかも知れないが、それ以上にネットを付けていなければユニットが損傷(ユニットの中央部が凹む)してしまう。
梱包作業においても、ネットを内側に向けて間に十分な緩衝材をおいて、外部からの衝撃をできるだけネットに及ばないような工夫が必要である。
②アンプの場合には、スピーカー接続端子はネジを締め切り、アンテナ端子はツマミを閉じる。アンテナや接続コード類、端子に保護キャップなどが付いている場合には、それを抜いて別個装すると良い。つまりできるだけ出っ張り部分を無くしておく。
③正面パネルや上面に開閉カバーがある場合には、開封時にカバーの損傷を防ぐため、テープなどで開かないようにしておく。開封する時には、機器の構造まで頭に入っていないので、無造作に開封するとカバーに要らぬ力が加わり、カバー機構を損傷させるかもしれない。
④できれば、商品説明に従って梱包する前に簡単な動作確認を行う。中古品の場合、予測し得ない故障が突然に発生する場合もある。故障とは常に突然に発生するものである。特にしばらく放置した機器は故障が起きやすい。新たな故障が見つかった場合、あるいは梱包作業中に外損を加えた場合、「まぁーいっか!」と出荷するのではなく落札者にその旨を連絡して対処する。商品説明と異なる状況が確認されてそのまま出荷すれば、トラブルに至る可能性は大なり。決してそれを輸送事故と偽って処理せぬように。
【梱包作業】
①まず商品をプチプチで包み、何カ所かをテープ(ビニール・テープで結構。ガムテープは剥がし難いので避けた方が良い)で止め、プチプチが解けない様にする。商品をひっくり返して底面にテープするのは避けてください。何故なら、開封する時も商品をひっくり返さなければならなくなり、開封時の無用のトラブルを引き起こします。「これでもか」とばかりに、テープで端々や方々を止めるのは全く無意味。開封に時間がかかるだけ。プチプチを2重でくるむのも無意味。開封が面倒なだけです。
※プチプチを2重にしても、輸送トラブルへの対策としての効果は極めて薄い。輸送トラブルは、輸送中の振動、高所からの落下、フォークリフト等での運搬時の衝撃(ひどい時には、リフトの先端がダンボールを突き破る)が殆どである。これらの衝撃は、プチプチを2重にしたところで回避できないからである。
②電源コードを15センチ位の長さで束ねて、輪ゴムかビニールタイでくくり、更に小さなプチプチで包む。これをしないと、プラグの部分で機器の背面やカバーを傷つけてしまう恐れがある。
③適当な大きさのダンボールの底に固く丸めた新聞紙を敷き、その上に商品を乗せる、前後左右の隙間にも、丸めた新聞紙を挟み、中で製品が踊らない様にする。丁寧な方は、発砲スチロール等の梱包材を使用したりする。あるいは、新聞紙を硬く丸めて量も多い。周辺や上面よりも、底に多めに敷く事が肝要。上面に敷く事は、殆ど無意味。
※新聞紙は、シワが多い方が緩衝材としてより有効である。
④複数台の商品を同梱する場合には、商品間にダンボール片を敷く(または挟む)。重い方の商品を下に置く。
⑤付属品などは、開封した時に分かり易い場所に入れる。緩衝材に使った新聞紙などとは異なる個装にする。
⑥ダンボールの上蓋を閉じ、縦貼りにガムテープで止める。箱が膨らんでいなければ、H貼り(両端にも貼る)は不要。丁寧な方は、さらに紐掛けする。
⑦発送伝票に、「下積厳禁」、「精密機器」、「こわれもの」、「逆さま厳禁」等、配達員にできるだけ丁寧に扱ってもらえる表記を記載しておけば、なにがしかの救いにはなるだろう。重量がある場合には、ダンボールの上面に「重量物」と赤字マジックで書いておくと良い。
⑧配送業者によっては、陸路ではなく空路を使用する場合もあるが、電池を内蔵しない機器には「電池なし」と伝票に記載しておく。そうすれば、空路で対応してくれ配送日数も短い。
余談だが、ダンボールのサイズが合わないからと言って、製品を横向きにしたり、裏返して梱包するのは避けた方が良いでしょう。メーカーの設計者は、製品が横向きで輸送される事を想定していないから。
また、スピーカーのネットは、そのまま付けた状態で梱包して下さい。商品が前後に揺れ、大事なユニットに凹みが生じる事があります。加えて、ネット前面にダンボール片を挟んでおくと、輸送時の衝撃緩和にもなります。決して、ネットの上に他の機器は乗せない。
一番好ましい梱包とは、緩衝材は多め(固く丸めた新聞紙で十分)に入れ輸送の衝撃を可能な限り和らげながら、サイズは最小限、開梱は1分以内に完了する事である。勿論、付属品は、分かり易いところに入れる。
プチプチを二重に巻くとか、テープを過剰に張り付けるとか、緩衝材を過剰に入れる場合があるが、実は、好ましくない。開封の手間やその後のゴミを多くするだけ。やもすると、開封時に、柔らかい部分に力を入れへこましたり、開封作業中に滑って落としたりぶつけたり。
※これまでの経験では、輸送事故は、落下による衝撃とフォークリフトなどの追突や爪の突き刺しなどが殆どで、これらの衝撃の大きさは、梱包の塩梅では回避できない。
目安となる梱包サイズ
(1)80サイズ(61cm~80cm):極小サイズのコンパクト・タイプ(ONKYO/C-705, BOSE/CDA-8, KENWOOD/DP-SE7等)
(2)100サイズ(81cm~100cm):コンパクト・サイズの一般的な大きさ
(3)120サイズ(101cm~120cm):据置型と言われるフルサイズ・タイプ(横幅が40cmを越えている)、あるいは2台を同梱
(4)140サイズ(121cm~140cm):スピーカー付きのコンポ・セット、あるいは4台を同梱
【開梱時の注意点】
開梱時には、カッターを使う時が多いと思うが、まず気を付けなければならないのが、最初にダンボールを見開きに開ける時に、ダンボールの隙間を狙ってカッターの刃を差し込む時である。梱包の具合によっては、そのすぐ下に製品があり、カッターの刃で傷つけてしまう恐れがあるので、中の様子を見ながら、少しづつ開けて下さい。
次に、中にある製品を取り出す訳だが、製品がプチプチで個別に梱包されていれば問題は無いが、一緒に巻かれていたり、場合によっては、テープ留めされておらず、持上げた時に滑って落ちてしまう事があるので慎重に。
スピーカーには、ネット部分があり、その面は非常に弱い。その向きに注意しながら、ネット面をなるべく持たない様に注意しながら、取り出して下さい。スピーカー以外にも、カバーなど強度が弱い箇所もあるので、同様の注意が必要。
いずれにしても、素人が適切な梱包材が無い状況にて梱包しているので、新品商品の様にはいかない。とにかく、中を窺いながら、慎重に取り出す様に心掛けて下さい。
【出品者になる場合の補足】
今回は、主として入札者の立場にて述べて参りました。出品者の立場になられる場合には、これらの事を反面教師と捉えると良いかと思います。すなわち、上記に相当する様な商品紹介や対応をすれば、入札者からは敬遠され、期待する落札金額に届かないどころか、例え開始金額に1円を設定しても、入札すら無い可能性もあります。現実的なところ、9割以上の方は平穏無事な取引を願っているという事です。
理解しておかなければならないのは、いくら綺麗な写真を掲載しようと、どんな美辞麗句を述べ立てようとも、最後は現物が落札者の手元に届き、外観や性能がチェックされる(むしろネガティブな目線で評価される)と言う事。「商品説明」と現物の状態の違いが大きいほど、その後にトラブルに発展する可能性は高くなります。人を騙そうとする人ほど「悪い評価」が多いのも、発送後にトラブルが発生し対応を誤ったために「悪い評価」を受けたもの。全くの自然の摂理で、報復評価などは論外である。「できるだけ高値で落札されたい」との気持ちは理解できますが、金額が高いほどに販売者としての責任が高まり、落札者の期待値も上がります。つまり、「良い評価」のハードルも上がるという訳。ウソやダマシの心を捨て、落札者の気持ちを思い量る事が大事だと思います。商品価値以上の高値で売ろうとするならば、それはチンピラやヤクザの所業なり。そもそも「商品価値」とは、自分で判断するものではなく相手が評価するところです。判断基準を相手目線に置く事がトラブルを避ける手助けとなるでしょう。少なくとも「ジャンク品。ノークレームノーリターン」と書いておけば全てが許されるとは思わないこと。落札価格=商品価値と承知すべし。醜い傷などは隠さずにその程度を写真で説明しましょう。
加えて、より良き出品者を目指すならば、梱包前の動作確認はとても重要です。中古品故にいつ調子を落とすか分かりません。せめて送り出す直前まで「商品説明通りの商品である」事を確認しておいた方が、仮に輸送トラブルが発生した場合にも有効かと思います。誠意を持って(落札者の気持ちを鑑みながら)梱包して下さい
【重要】ヤフーだけでなく、amazonやその他サイト運営者までもが完全に誤解している様ですが、「商品説明」通りの商品を落札者に届けて、落札者がその商品のチェックが完了して了承するまでが「出品者の責任」です。決して、発送したら取引完了ではありません。
それ故に、輸送事故が起きたら、面倒だからと言って落札者にその対応をさせるのではなく、出品者が行うべきです。梱包前の状態を知っているのも、梱包したのも、配送業者を選定したのも、全て出品者です。更には、商品の取り違え、付属品忘れ、輸送時の影響による一時的な不具合が発生したり、冬場には「結露」という現象で不具合が発生する場合もあります。発送を終えた後にも、トラブルの種が沢山存在する事をご承知ください。
多くの出品者が、そして大手のサイト運営者までもがこの事を勘違いされているようです。そして、この勘違いがシステムの不合理性を生みだし、火種をトラブルへと拡大させる大きな一因となっています。
加えて、お客様のお手元についてからクレームを受けるかもしれないという覚悟も必要です。上記の要因であれば、その旨を伝えればよいと思いますが、下記のクレームについては要注意です。2)および3)は明らかに悪質クレーマーですから。
1)機器の操作や接続間違いに気付かずにクレームを付ける
まずは、低温・結露、そして接続や操作方法、またはご使用になったメディアについて、確認しましょう。輸送事故の可能性もありますので、外観についても確認します。気になる事があれば、改善点を伝え再度動作確認をして頂きます。
※実際の例:CDプレーヤーを購入されたお客様から「音が出ない」と言う。状況を確認すると、アンプなど持っていないと言う。本人曰く「アンプなどと言うものは知らない」と仰ります。悪気はないものの、困ったことです。本来であれば知識不足が原因ですので出品者に全く非はないものの、落札者または出品者によってはその後の対応は様々でしょう。一番良いのは、往復送料を落札者が負担して返品(商品代を返金)する事でしょうか。
2)元々ある不良品を、購入した商品であるが如く「動かない」と言ってクレームを入れ、返品時に自分の手元にある不良品を送る。
※実際に、数100人に1人位の確率で存在します。返品された商品が、なんと変わり果ててみすぼらしい事か。過去にも、正面パネルが大きく歪んでいた事がある。これに対抗しても解決する可能性はほぼゼロでしょう。その方は最初からそのつもりですから。残念ですが、交通事故にあったと諦めるのが一番です。
3)購入条件を頭では理解していても、自分の使用条件で上手く動かないので、我慢ならずにクレームを付ける
これも実際には、少なくない確率で発生します。状況を説明しても引く気配がない場合には、これも交通事故にあったと思って早々に店仕舞いするのが一番です。
【守らなければならない関連法規】
特定商取引法:事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。
オークションやネット・モール等で販売する場合にも適用されますが、事業者の定義が曖昧で、個人取引とはいえ事業者にならないとは言い切れません。中古品の場合、「古物営業許可」を有する販売者はこの対象になると考えて良いでしょう。本法で一番重要な事は、取引の契約が成立する前提は、送料や消費税等、消費者(=落札者)が支払う総額を、契約前に確認しなければならない事です。従い、総額が確認できない状況では、ヤフオクで落札した後も契約は成り立っていない事になります。送料についても、配送業者を明示し送料を事前に明確に推測できなければなりません。
製造物責任法(通称:PL法):「この法律は、製造物の欠陥により人の生命、身体又は財産にかかわる被害が生じた場合における製造業者等の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図り、もって国民生活の安定工場と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする」と、電子政府の総合窓口に記されています。
この法律の一番重要な部分は、法律の名称から推測される「製造業者」のみを責任対象にしているのではなく、製品を販売する業者までも責任が及び、加えて、新品だけではなく、中古品までもその対象になると言う事です。従い、オークションで「現状品」と記載していても、安全性までも責任回避できるものではありません。
個人情報保護法:この法律は、主に個人情報を取り扱う事業者の遵守すべき義務等を定めており、本来の目的(商品の配送)以外に使用するには、個人の許可が必要であると定めています。
従い、出品者になった場合には、商品の伝票記載以外には使用する事が出来ず、無断で広告メール等を送出する事はできません。また、落札者になった場合にも、非常時の連絡等以外には、出品者の個人情報を取引以外の目的で利用する事もできません。また、本人以外にも、ハッカー等によって漏えいする事も防止する策を講じる必要があります。
上記法律は、日本国民として守らなければならない法律で、「ノークレーム・ノーリターン」と記載したところで、その責務を逃れられるものではありません。また、サイトの提供者(ヤフー)も、上記法律を理解し、出品者や落札者にその旨を指導し、これに違反する出品者または落札者へは警告を発する位の姿勢が欲しいものです。災いが講じれば、犯罪者にも成り得るからです。
最後に、これをご覧になられている方々にお願いです。
ここまで読み進まれた方々には、どの様な出品者が「良い出品者」であり、どの様な出品者が「悪い出品者」かと言う事が理解できたかと思います。
オークションの評価欄にて見かける醜い言い争いは、社会人として恥ずかしい行為です。また、先のクレーマーの様に、相手の失敗やミスを付いて、ご自身の都合や希望を相手にゴリ押しする事も、日本人として社会人として恥ずかしい行為です。出品者であれ、落札者であれ、お互いの立場を尊重し、都合を融通し合い、気持ち良い取引にしたいものである。落札条件(特に商品説明の記載内容)を理解し、これを遵守すれば、大きな揉め事にはならない筈なのだが・・・。日本人としての誇りを持っているならば、約束は守りましょう。どうか、ご自身の責任と権利を見定め、一般常識に則った社会人として節度ある行動を取られる事を希望します。
「商品説明」通りの品質確保は出品者の義務、落札条件に従った節度ある行動は双方の義務、落札金額の支払いは落札者の義務、輸送トラブル無き様な梱包は出品者の責任、輸送業者の選定は出品者の責任、丁寧な輸送は輸送業者の義務、輸送トラブルの対応は出品者と輸送業者の義務、適切な動作確認は落札者の義務・・・、取引条件、一般常識そして社会通念に則った行動が原則である。当たり前の事だが、これに背く言動をする方が多いのは残念であるし、これに背く行為を行っている方は、「良い出品者、良い落札者」とは言えない。
パソコンに向かわれている時は一人かもしれない。ちょっとした嫌な事もあるかもしれない。でも、貴方のすぐ傍らにおられる友人や恋人、奥様やお子様、家族の方々にとっても、恥ずかしくない節度ある言動を取られん事を・・・。興奮してきたら、一息ついて周りを見渡してください。ちょっと席を外してみるのも良い。
過大な期待や過剰な反応(特に「腹いせ的言動」)は、相手を傷付け、取引をより悪い結果に導き、ご自身の気分も最悪である。そして、双方の評価に消え去る事のできない爪痕が残ります。
ご自身が心配になれば、相手は身構える。
自分の方が立場が上と思えば、相手も負けじと意固地になる。
相手を責めれば、相手は傷付く。傷付いた相手は、今度はこちらを攻め立て、最終的に自分も傷付く。
自分が思いやりを持って接すれば、相手も優しくなる。相手を思いやった分、相手は安心を感じる事でしょう。そして、自分の喜びとなって返って来る。
トラブルになった時にこそ、その人の本当の人格が表に現れます。「面倒な事になった」と感じた時こそ、相手を思いやる事が、トラブル回避の最善手であり、良い人への近道なのです。
『幸せ』は、「思いやりの心」を持った方と、その方が思いやった相手の方のみが、感じる事ができるでしょう。幸せは、やってくるものではなく、ご自身でつかみ取るものです。
皆様のお力も借りながら、少しずつ「ヤフオク」を改善できればと思う次第です。
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