『学習リモコン』って、何? 上海問屋/RIMOKOSO1の場合 |
リモコンの便利さは、使った事がない方には、その便利さはピンとこないかも知れない。 ところが普段からリモコンを使っている方には、無くてはならない存在。操作する上では、昔のレコード・プレーヤーと今のCDプレーヤー位の違いがある。でも、純正リモコンがあるから、「学習リモコン」なんて要らない・・・。 ***「ステレオ工房ポニー」からの新提案 *** 何にでも興味を持つ方、リモコンが無くて困っている方、リモコン操作が複雑・煩雑と思っている方、学習リモコンをご存じない方、・・・。 |
ここで紹介するのは、安価で多機能な学習リモコン『上海問屋/RIMOKOSO1』について。『学習リモコン』の簡単な説明は、後項をご参照願いたい。
以前は、『Hanwha/UMA-PLRM01』や『UMA-PLRM03』を扱ってきたが、日本メーカーと異なり、販売数量や単価などが市場情勢などに大きく左右され、入手が安定しなかった。そこで、『RIMOKOSO1』に切り替えました。
本品は日本製をコピーする中国製には間違いないが、「リモコン」をわざと「リモコソ(RIMOKOSO)」と間違えた様を装っているのは笑える。中国製は、品質的に安心できない面はあるものの、弊方にて学習操作・動作確認を行った後に、動作保証を付けて販売するので、弊方が販売する「学習済みリモコン」はご安心下さい。
本機は、4グループ×32キーを登録できるので、合計で128個のボタンを覚えさせる事ができ、ご家庭で使用している全てのリモコンを設定する事ができるのではないでしょうか。
『RIMOKOSO1』の特徴は次の通り。≪取扱説明書≫
①「TV」,「VCR」,「AUX1」,「AUX2」の4つのグループに分け、それぞれ32個の機能(操作ボタン数)が学習できる。グループ分けを無視すれば、128個の純正リモコンのボタンが設定できると言う事になる。
※「DENON」のアンプ、「ONKYO」のCDプレーヤー、テレビ、ビデオ、さらにはエアコンやその他のあらゆるリモコンが、1台の学習リモコンで、操作可能になる。
②リモコンによってボタンの位置や操作が異なる場合でも、学習リモコンに設定する事で、リモコン操作が全て同じになる。
③本体機種が変わっても、『RIMOKOSO1』へ再登録することで、再利用可能。
そして、「学習リモコン」の最大のメリットは、流通数が限定的な中古オーディオ用の純正リモコンが、何台でも複製できる事である。友人が持っている純正リモコンを借りてきて、ご自身でそれを複製するのである。
あるいは、純正リモコンは、電池の液漏れやボタンの劣化も心配。そんな時、学習リモコンを普段用とする事も可能である。純正リモコンは、壊れたら買い替えも難しいが、学習リモコンなら、買い替えて再設定すれば良い。
【ステレオ工房ポニーで販売中の学習済みリモコン】
DENON/RC-1127,
ONKYO/RC-402C,RC-527S,RC-790S,
SONY/RM-S702,
SANSUI/RS-1690,
YAMAHA/VQ95010
但し、以下の点に注意しなければならない。
①登録できていない場合があるので、実機によるテストは必須。設定ができていなくても、発光するので目視では確認不可能。
②操作する機種毎に、「TV」,「VCR」,「AUX1」,「AUX2」のいずれかを最初に押す必要がある
③沢山のボタンを覚え込ませた場合、特にボタンの印刷から推測できない機能を設定した場合、ボタン表を作成しておかないと、後になってから、どのボタンを押せば良いのか分からなくなる。
参考:学習リモコンに設定する時に、「設定ミス」(設定できていない)がある。慣れていないのが主な理由かもしれないが「UMA-PLRM03」より「RIMOKOSO1」の方が「設定ミス」の確率が高い感じである。そこで、どうしたら「設定ミス」を避ける事ができるのか、色々と試した結果、次の条件で操作すると、比較的良好な結果になったので紹介します。
(1)新品の電池を使用する
→元リモコンの赤外線発光が強くなり、学習リモコンの受光能力も改善されると思われる
(2)説明書では、リモコンをテーブルなどの上に置くようになっているが、元リモコンを左手に持ち、学習リモコンを右手に持って操作する。つまり、両リモコンを浮かした状態で学習操作を行う。
→赤外線がテーブルに反射して学習リモコンに届き、発信器からの直接の信号に対してノイズ成分となるのではないか。
(3)元リモコンを2秒位押し続けて、学習リモコンが受光した状態を確認してから指を離し、学習リモコンも2秒位押し続ける。
→信号を正確に解析させるために、十分な受光・認識時間を設ける。
※設定が上手くいった場合には、学習させたボタンを押すと、細かく明滅する。1回だけ点灯する場合は「未登録」、それ以外の光り方をする場合には「設定ミス」と思って良い。
【学習リモコンの応用】
学習リモコンは、手元にあるリモコンの「単純コピー」として設定・使用する事が一般的である。
ところが、学習ボタンは、どのリモコンから発した光なのかではなく、受信した信号をそのまま覚えるのである。例えば、手持ちに純正リモコンがなくても、手持ちの複数のリモコンから発する信号を使って純正リモコンと同等機能を有する学習リモコンにする事もできる。逆の利用方法としては、普段は使わない機能を省いたシンプルなリモコンとする事もできる。
つまり、学習リモコンとは、単にコピーを作るだけでは無く、使い勝手の良い自分専用の独自リモコンを自作する事もできるのである。DVDなどの多機能なリモコンなどは、どこにボタンがあるのか探すのも大変。そんな場合には、とても有効。
実際にやってみた事はないが、リモコンによっては、「トグル式(押す度に機能が順送りされる)」になっていたり、複数の機能があるリモコンでそれぞれの機能への切り替えボタンがある場合(AMP/CD/MD/TAPE等)など、これを「学習リモコン」に別々のボタンに設定すれば、操作ボタンが独立できるという。CDプレーヤーなどで言うと、曲の順送りとダイレクト選曲の違いのようなものか。但し、「リモコンが発する信号がそれぞれ異なっている」という条件がある。
また、TVなども含めた複数のリモコンを1台に学習させれば、1台のリモコンでなんでもかんでも操作出来るようになる。「エアコンのリモコンどこ?」というのも解決。
結構、面白いオモチャである。
『学習リモコン』ウィキペディアより抜粋
学習リモコン(がくしゅうりもこん)とは、複数のリモコン(リモートコントロール装置)が発生させる操作信号を記憶(学習)して、一つのリモコンで複数の機器を操作する事を可能にするためのリモコンである。プログラマブルリモコンとも呼ばれる。
現在、一般家庭の中には、赤外線を利用した雑多なリモコンが茶の間の机の上やオーディオセットの上などに散乱しているが、これらを集約させる事で利便性を向上させる目的を持つ。
学習リモコンは、複数のリモコンから発生する操作信号を受信し、それとまったく同じ信号を発生させる事ができる。これはリモコンから発生する信号が、デジタル光(赤外線光)通信の信号であるため、それを受信・数値化して記録・特定の操作に応じて送信部から同じ信号を発信する事で、特定のリモコンと同じ働きをする事ができる。
特に人気の高い種類のメーカーの主要な製品の信号は、予めリモコン内部のROMチップに記憶(プリセットと呼ばれる)されており、消費者はメーカー名と機種に合わせて設定するだけで、この学習リモコンを使って対象となる機器を操作する事ができる。
特に学習リモコンでは、複数の機器を操作するため、多数のボタンが用意されているが、好きなボタンに好きな機能を割り振れる機種もあり、特にリモコンが複数ある家庭においても、一台の学習リモコンで、全ての機器を操作する事も可能である。高級な機種では、同型の学習リモコン間で、学習させた内容を通信機能によって、そのままコピーする事もできるため、家族で一台のリモコンを奪い合う事態を避ける事ができる。
2019.11.10記:「RIMOKOSO1」も「Hanwha」と同様に、一定期間を経過すると「在庫なし」の状況に至り、入手不能となりましたので、現在は「販売終了」の状況にあります。
日本メーカーによる継続的な販売を目指し、機種を検討中です。
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